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原付免許の取り方と費用は?試験の流れと準備することを徹底解説

原付免許(原動機付自転車免許)は、免許センターで学科試験に合格し、原付講習を受けることで取得できます。

最短1日で取得できる場合もありますが、地域によっては予約が必要な場合や、講習日が別日の場合があるため、事前確認が重要です。

また、必要書類の不備があると受験できないケースがあるため、「当日の流れ」「持ち物」「試験費用」「勉強のポイント」も押さえてから、試験に臨みましょう。

この記事では、原付免許の取り方をステップごとに整理し、試験当日の流れや所要時間、総額費用や2025年4月からの新基準について、まとめて分かりやすく解説します。

1. 原付免許の取り方|免許取得までの流れ

原付免許は自動車の普通免許とは取得方法が異なります。

取得までの流れを先に把握しておくと、書類の不備を防止でき、万全の態勢で受験できるでしょう。

ここでは、免許センターで免許を取得する際の大まかな流れについて解説します。

スムーズな受験ができるように、流れを把握しておきましょう。

1-1 原付免許は免許センターで当日 中に 取得できる

原付免許は各都道府県の免許センターで取得できます。

学科試験に合格し、当日中に原付講習も受講できた場合、最短1日で原付免許の取得が可能です。

ただし地域によっては、原付講習が別日に指定され、先に講習修了証明書が必要になる場合もあります。

事前に、お住まいの地域にある免許センターの案内に従って、予約方法、受付時間、講習日程を確認しておくと安心です。

受験者が多い時期は手続きが長引くケースもあるため、時間に余裕をもって行動しましょう。

1-2 受付から交付までの受験の流れ

免許センターに到着したら、受付に申請書類を提出し、受験手数料を納付しましょう。

手続きを済ませたら、「適性試験」と「学科試験」を受け、合格したら「原付講習」を受けます(※原付講習は別日の場合があります)。

原付講習を受講したのち、免許証用の写真撮影を済ませ、免許が交付されます。

免許センターが混雑している場合は、アナウンスを聞き逃す可能性もあるため、掲示板の番号、集合場所、次の予定の開始時刻を確認し、番号札を紛失しないように注意しましょう。

1-3 必要な持ち物と事前準備

原付免許を取得する際に必要な持ち物は、以下のとおりです。

  • 本人確認書類(マイナンバーカード、健康保険証、運転免許証など)
  • 本籍地が記載された住民票(交付日から6か月以内のもの)
  • 申請用の証明写真(3×2.4cm/無帽、正面、上三分身、無背景/6か月以内に撮影したもの)
  • 筆記用具(鉛筆・消しゴム)
  • 手数料(試験手数料、原付講習受講料、免許証交付手数料)
  • メガネやコンタクト(必要な 場合)

当日に原付講習を受講することも考えて、長袖・長ズボン、運動靴など、安全に運転できる服装で向かいましょう。

また、受験する地域によっては事前予約が必要です。

WEB予約が必須な免許センターも増えているため、あらかじめ確認しておきましょう。

都道府県によっては、指定された自動車学校で原付講習のみを受講できる場合があるため、受講しやすいほうを選びましょう。

参考:
原付免許試験|警視庁
学科試験手続きについて(オンライン予約による完全予約制です。)|大阪府警察

1-4 原付免許取得当日のタイムラインと所要時間

学科試験や原付講習は、平日のみ受験できます。土曜、日曜、祝日、年末年始(12月29日〜1月3日)はお休みです。

ただし、教習所実施の原付講習は土日に実施されるケースもあります。

受付開始日時や試験開始時間は、各都道府県の免許センターによって異なるため、事前に免許センターのホームページなどを確認し、時間に遅れないように注意しましょう。

原付免許取得当日の大まかな流れは以下のとおりです。

【原付免許取得当日の大まかな流れ】

受付→適性試験→学科試験→合格→免許証用写真撮影→原付講習→原付免許交付

学科試験の所要時間は30分、原付講習は3時間です。

受付での書類申請の手続きや、各試験の待ち時間を考慮すると、最短でも約4時間はかかるでしょう。

昼食をはさむ場合は、免許証の交付が午後になると見込んでおきましょう。

1-5 不合格だった場合はどうする?

学科試験に不合格でも、合格するまで何度も受験できます。

ただし、当日中に学科試験の再受験はできないため、翌日以降の平日に改めて予約を入れましょう。

また、再受験の場合は、その都度受験手数料の支払いが必要です。

なお、免許センターによっては、学科試験が不合格でも、原付講習は当日中に受けられる場合があります。

当日の混雑状況や免許センターの運営方法によって実施状況は異なるため、受付職員や試験の担当者に確認しましょう。

参考:原付免許試験|警視庁

2. 原付免許取得に必要な費用を分かりやすく整理しよう

原付免許の取得は、自動車免許と比べてトータルコストが低いですが、費用の内訳が細かいため、事前に確認しておくと安心です。

ここでは、原付免許の取得にかかる費用の内訳や、再受験に発生する費用、費用を抑えるポイントについて詳しく解説します。

2-1 原付免許の受験・講習にかかる基本費用の総額は?

免許取得における手数料は、マイナンバーカード運転免許証の一体化に伴い、2025年3月24日から改正されています。

2025年12月時点での、原付免許の受験・講習にかかる費用は以下のとおりです。

【原付免許の受験・講習費用(新規取得の場合)】
項目 費用
学科試験手数料 1,600円
免許証交付手数料 2,350円(マイナ免許証は1,550円)
原付講習手数料 5,250円
合計 9,200円(マイナ免許証は8,400円)

参考:マイナ免許証に伴う手数料改定|警視庁

すべて合わせると8,400円〜9,200円かかります。

運転免許証を発行する際は、「運転免許証のみ」「マイナ免許証のみ」「2枚所持」から選べるため、特にこだわりがない方は手数料が安いマイナ免許証でも良いでしょう。

ただし、マイナ免許証を紛失すると運転免許証の発行が別途必要なため、再発行までに手間と時間がかかります。

マイナ免許証のメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、下記の関連記事で解説しているので、あわせて参考にしてください。

関連記事:『【2025年9月】マイナ免許証に新システム導入でさらに便利に?切り替え手続きやメリット・デメリットを解説

2-2 追加で必要になる可能性がある費用は?

受験手数料以外にも、以下のような費用が発生します。

【追加で必要な費用】
項目 費用
申請用証明写真代 200~1,000円程度
住民票の発行手数料 200~400円程度
交通費 数百円~数千円
合計 1,000~3,000円程度

ここに受験費用も加算すると、総額で約1万円の費用が必要です。

原付講習は基本的に雨天時でも実施されるため、天候次第では、カッパや防水グローブの購入費がかかる場合があります。

2-3 免許取得の再受験にかかる費用は?

再受験では、原則として学科試験の申請手数料(1,600円)が再度必要です。

住民票は自治体によっては不合格時に返却してもらえるため、再発行の必要はありません。

なお、合格した場合は、免許証発行手数料と原付講習手数料(受けていない場合)が追加で発生するため、事前に準備しておきましょう。

2-4 少しでも費用を抑えるためのポイントはある?

少しでも費用を抑えたいなら、一発合格を目指しましょう。

以下のポイントを押さえることで、最小限の費用で免許を取得できます。

【原付免許の取得費用を抑えるポイント】

  • 申請用の証明写真は規定に合うものを準備する
  • 住民票の写しが再発行にならないように注意する
  • 家族に送迎を頼むなど

申請用の証明写真や住民票は、規定に合わない場合は返却されます。

事前に規定内容を確認し、再発行の手間が発生しないように準備しましょう。

3.【2025年4月から】原付免許の新基準について

2025年4月に施行された道路運送車両法の新基準では、「最高出力4kW以下かつ排気量125㏄以下のバイク」が、原付免許で運転できるようになりました。

【道路運送車両法施行規則の改正内容】

二輪の原動機付自転車のうち「総排気量が0.050L(50㏄)を超え、0.125L(125㏄)以下であり、かつ、最高出力が4.0kW以下のもの」を第一種原動機付自転車に新たに追加します。

参考:原動機付自転車の区分を見直します |国土交通省

最高出力の制限がない125㏄バイクは、小型限定普通自動二輪免許、または普通自動二輪免許の取得が必要です。

原付免許で、最高出力が4kW超の125㏄バイクを運転した場合、無免許運転となり、免許取り消しなどの厳しい罰則が科されます。

新基準原付に関する交通ルールや免許区分、よくある質問について、以下の関連記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

関連記事:『2025年4月から|原付の法改正で125㏄も運転可能となる新しい免許区分や交通ルールを解説

4.【概要】そもそも「原付免許」とは?

原付免許とは、原動機付自転車のうち排気量50㏄以下の原付に加え、2025年4月から新たに導入された「総排気量50cc超125cc以下、最高出力4kW以下」の新基準原付を運転するための免許です。

普通自動車免許に付帯する免許であり、2025年4月から新基準原付が導入されたため、交通ルールや区分が混同されがちです。

そこで本章では、原付免許の概要や運転できる車両の範囲、有効期間と更新の流れについて詳しく紹介します。

原付免許の取得後にも役立つ内容になっていますので、安全運転の参考にしてください。

4-1 原付免許の概要

原付は小型かつ軽量で小回りが利くため、通学や通勤、買い物など、日常の交通手段として幅広い世代に利用されています。

ほかにも、「燃費が良く維持費が安い」「渋滞に強い」「駐輪がしやすい」などのメリットがあり、世界中で長く愛されています。

また、普通自動車免許を持っている人は、原付免許が付帯しているため、別途受験する必要がなく、運転するハードルが比較的低いところも特徴です。

一方で、法定速度30km/hや二段階右折など、原付独自のルールを守る必要がある点や、車体が軽い分、風に弱くバランスを崩しやすいなどのデメリットがあります。

大型車の横を通過する際の風圧でバランスを崩すケースがあるため、交通量の多い道路では特に安全運転を心がけましょう。

4-2 原付免許で運転できる車両の範囲

原付免許で運転できるのは「排気量50㏄以下の原動機付自転車」と「最高出力4kW以下かつ排気量125㏄以下の原動機付自転車」です。

なお、モペットや一部の電動キックボードを運転する際も原付免許が必要です。

最高出力が4kW以下に制御されていない排気量125㏄のバイクは、普通自動二輪免許以上が必要になります。

出力が制御されていない125㏄の原付を、原付免許や普通自動車免許のみで運転した場合、無免許運転に該当するため、必ず排気量と最高出力が既定の範囲内であることを確認してから運転しましょう。

関連記事:
2025年4月から|原付の法改正で125㏄も運転可能となる新しい免許区分や交通ルールを解説
モペット(フル電動自転車)が免許不要の対象ではない理由|特定小型付き原動機自転車との違いを解説

4-3 原付免許の有効期間と更新の流れ

原付免許の有効期間は、 無事故・無違反の新規取得者、もしくは一般運転者の場合3年、2回目以降は優良運転者の場合で5年ごとに更新が必要です。

ただし、以下の表の通り、高齢の方は有効期限が短くなっています。

【免許更新の有効期間と区分】
運転者の区分 有効期間 対象となる条件
新規取得者 3年 初めて免許を取得した方
初回更新者 3年 免許取得後、初めての更新を迎える方
違反運転者 3年 複数の違反や、怪我のある事故を起こした方
一般運転者 5年 5年以上免許を保有し、軽微な違反(3点以下)が1回のみの方
優良運転者 5年 5年以上継続して免許があり、無事故・無違反の方(ゴールド免許)
高齢運転者 (70歳) 4年 更新時の年齢が70歳(優良・一般運転者)の方
高齢運転者 (71歳〜) 3年 更新時の年齢が71歳以上(優良・一般運転者)の方

【「優良運転者」「一般運転者」とは?】

  • 優良運転者は過去5年間、無事故・無違反、重大違反教唆等がない人(ゴールド免許)
  • 一般運転者は過去5年間に軽微な違反(3点以下)が1回のみの人(ブルー免許5年)

更新のタイミングは、免許証の有効期限満了の1か月前〜1か月後(誕生日の前後2か月間)です。

更新はがきが届いたら、必要書類(免許証、はがき、手数料)を持参して、免許センターもしくは免許更新を受け付けている警察署で手続きを行いましょう。

優良運転者の講習時間は30分、一般運転者は1時間です。

原付免許の更新手数料は、希望する免許証の保有状況によって異なります。

マイナ免許証のみを希望する場合が最も安く済みますが、万が一、紛失した場合、再発行までに日数がかかるというデメリットがあるため、各免許証のメリット・デメリットを把握してから更新しましょう。

各免許更新の手数料やメリット・デメリットは、以下の関連記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

関連記事:『【2025年9月】マイナ免許証に新システム導入でさらに便利に?切り替え手続きやメリット・デメリットを解説

5. 原付免許を取得するための条件は?

原付免許は、比較的取得しやすい免許ですが、実際には視力・聴力・色の識別能力・運動能力など、いくつかの適性条件を満たす必要があります。

ここでは、原付免許を取得するために必要な条件や目安を一覧表で整理し、取得までの目安について解説します。

【原付免許を取得するための条件】
項目 条件・目安 補足・注意点
年齢 16歳以上 誕生日当日から受験可能。
学校によっては別途許可が必要。
視力・聴力 視力:両眼で0.5以上(メガネ・コンタクト可)
聴力:基準なし or 10mの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること(補聴器着用可)
視力:一眼が見えない方は、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.5以上あること。
聴力:都道府県によって基準を設けていない場合がある。
色の識別能力 赤・黄・青の識別ができること すでに免許を取得している方や、更新手続き、失効手続きをする場合は実施しない。
そのほかの適性条件 運動能力について:身体に障 がい があり、自動車等の安全な運転に支障を及ぼす恐れのある四肢又は体幹の障 がい がないこと。 免許センターでは、身体に障がいがある方の免許取得に関する相談を受け付けています。
当日の混雑具合で相談を実施できないケースがあるため、事前に電話で確認しましょう。

参考:適性試験の合格基準 |警視庁

原付については、聴力検査を実施しない自治体も多いため、詳細は各都道府県警察の案内を確認しましょう。

取得に必要な期間の目安として、学科合格と原付講習まで終えれば最短1日で取得できます。

学科の勉強期間を含める場合は、数日〜数週間程度が目安です。

免許取消処分者が新たに原付免許を取得する場合、「取消処分者講習終了証明書」の原本が必要です。

各都道府県の免許センターでは、身体に障がいがあり、これから原付免許の新規取得を考えている方の相談を受け付けています。

相談内容によっては時間がかかる可能性もあるため、あらかじめ電話で確認しましょう。

参考:身体に障害のある方の免許取得・更新等の手続きについて |警視庁

6. 原付免許取得のための試験準備

原付免許の合格率は全国平均で50〜60%とされ、それほど高くありません。

一発合格するためには、試験内容や流れを理解しておくことが大切です。

そこで本章では、原付免許取得のための事前準備として、適性試験でチェックされる内容や学科試験の範囲、原付講習の内容について詳しく解説します。

参考:原付テストに挑戦してみよう! |一般社団法人 日本二輪車普及安全協会

6-1 適性試験でチェックされる内容

適性試験では、視力検査、聴力検査、色彩検査、運動能力検査が行われます。

検査内容はそれほど難しい内容ではありませんが、メガネやコンタクトが必要な方は忘れずに持参し、規定に適した態勢で受験することが大切です。

持病やけがで気になる点がある場合は、受験前に免許センターや主治医に相談し、運転に支障がないか確認しておきましょう。

なお、聴力検査は、各都道府県によって原付は実施されない場合があるため、事前に免許センターのホームページで確認しましょう。

6-2 【模擬問題付】 学科試験の出題範囲と合格のためのポイント

原付免許の学科試験では、交通ルールやマナー、安全運転知識を中心に出題されます。

詳細は以下のとおりです。

  • 試験時間:30分
  • 問題形式:○×の2択問題のマークシート形式
  • 文章問題:46問(各1点)
  • イラスト問題:2問(各2点)

計50点満点で、合格点は45点以上です。

時間配分やひっかけ問題に注意して、一発合格を目指しましょう。

参考として模擬問題を用意しました。

以下、力試しとして活用してください。

【原付免許学科模擬問題】

第1問:追い越しの禁止

問題: 前を走っている自動車が、別の自動車を追い越そうとしているとき、その横をさらに追い越してもよい。

第2問:信号のルール

問題: 対面する信号が「黄色の灯火」の点滅をしているときは、他の交通に注意して徐行しなければならない。

第3問:二輪車の乗車姿勢

問題: 原付を運転するときは、ニーグリップ(ひざを締め、車体を安定させること)を意識し、手首を下げてハンドルを軽く握るのが正しい姿勢である。

第4問:通行区分

問題: 道路の左側に「バス専用通行帯」がある場合、原付はそこを通行することができる。

第5問:交差点の右折

信号機のある片側3車線以上の道路(車両通行帯が3つ以上ある道路)で、右折を禁止する標識がない場合、原付は「二段階右折」の方法で右折しなければならない。

第6問:歩行者の保護

問題: 横断歩道に近づいたとき、歩行者がいるかいないか明らかに分からない場合は、その手前で停止できるような速度で進行しなければならない。

第7問:駐車と停車

問題: 交差点内や、交差点の端から5メートル以内の場所は、いかなる理由があっても駐停車禁止である。

第8問:ブレーキの掛け方

問題: 原付のブレーキをかけるときは、前輪ブレーキを強めにかけ、後輪ブレーキは補助的に使うのが最も安全な急ブレーキの方法である。

第9問:夜間の走行

問題: 夜間、対向車と行き違うときは、ライトの光が相手の妨げにならないよう、前照灯をロービーム(下向き)に切り替えなければならない。

第10問:乗車積載制限

問題:原付の荷台に乗せることができる荷物の重さは、30kgまでである。

【解答と解説】
問題 正解 解説
1 × 「二重追い越し」の禁止です。前の車が追い越し中のときは、追い越してはいけません。
2 × 黄色の点滅は「徐行」ではなく「他の交通に注意して進行」です。徐行義務はありません。
3 正しい姿勢です。車体との一体感を持ち、リラックスして運転することが大切です。
4 原付は「バス専用通行帯」を通行できる車両に含まれます。
5 原則として、「片側3車線以上」かつ「信号のある交差点」では、標識がなくても二段階右折が必要です。
6 歩行者の有無が不明な場合は減速、明らかにいる場合は一時停止または徐行です。
7 交差点とその付近(5m以内)は駐停車禁止場所の代表例です。
8 × 前後輪のブレーキを同時に、均等にかけるのが基本です。前輪だけ強すぎると転倒の恐れがあります。
9 眩惑(げんわく)を防ぐため、こまめに切り替えるのがマナーでありルールです。
10 原付の積載重量制限は30kgです。ちなみに高さは地上から2mまでです。

※本記事に掲載している問題は、過去の試験傾向を参考に作成したオリジナルの模擬問題です。最新の法令や詳細なルールについては、必ずお近くの運転免許試験場や警察庁の公式情報をご確認ください。

一般社団法人 日本二輪車普及安全協会」や「本田技研工業株式会社(ホンダ)」では、模擬試験を受けられます(クリックするとテスト開始画面に移動します)。

アプリや参考書なども活用しつつ、時間配分やひっかけ問題に注意して、一発合格を目指しましょう。

6-3 原付講習の内容は?

原付講習では、実際に原付に乗って運転技術を学びます。

講習時間は3時間で、一般的に以下の流れで講習を受講します。

【一般的な原付講習の流れと内容】
項目 内容
開講 軽いストレッチ、ヘルメットの着用方法、正しいあごひものしめ方 など
基本操作 各装置の名称と位置、運転姿勢、アクセルとブレーキの操作方法、スタンドの立て方と下ろし方
基本走行 発進と停止、スピードの調節、8の字走行、カーブ走行、徐行、狭路での安全走行、視点、視野範囲
応用走行 合図と安全確認、交差点での安全走行や優先順位、危険予知、危険回避
安全運転の知識 安全運転自己診断を使用した安全指導、映画やビデオ、写真パネルや教本を活用した教育及びディスカッション
閉講 原付講習終了証明書の交付

参考:実技講習の一般的な時間割 |一般社団法人 日本二輪車普及安全協会

上記の表の内容は、講習を受ける免許センターもしくは教習所によって異なります。

原付講習の際は、万が一転倒した時にケガをしないように長袖、長ズボン、運動靴で受講しましょう。

7.【Q&A】原付免許取得に関するよくある質問

ここでは、原付免許の取得に関するよくある質問についてQ&A形式で解説します。

準備の漏れを防ぎ、スムーズに合格するための参考にしてください。

原付免許は本当に1日で取得できる?

学科試験に合格し、当日中に原付講習を受講できたら1日で原付免許を取得できます。

ただし、指定の教習所や免許センターで原付講習を受講してから、後日、免許センターで学科試験を受験する必要がある都道府県もあります。

また、事前予約必須のケースもあるため、最短で取得したい方は、事前に「予約の要否」と「講習日程」を確認し、スケジュールを調整しましょう。

原付講習は雨天でも実施される?

雨天時でも原付講習は実施されます。

講習当日の天気が雨予報の場合は、雨具を準備しましょう。

雨具は、ポンチョタイプだとおおわれていない部分が濡れてしまうため、安全運転のためにも、上下セットのレインウェアがおすすめです。

合格後すぐに原付へ乗れる?

免許証が交付された後であれば、その日から原付を運転できます。

ただし、原付は独自のルールが多いため、最初は交通量の少ない時間帯に練習するのが安全です。

自賠責保険やヘルメットなどの準備も整えてから乗り始めましょう。

高校生でも受験してよい?

16歳以上であれば、高校生でも受験できます。

ただし、校則で制限がある場合が多いため、事前確認は必須です。

また、18歳以下は「教習所への入校時」「原付の購入時」「任意保険の加入時(保険会社による)」「ローン契約時」に親権者の同意書が必要です。

多くの手続きで親権者の同意が必要になるため、早めに確認・相談することがスムーズな免許取得につながります。

125ccに乗るにはどうすればいい?

原付免許では、2025年4月から施行された新基準原付のルールにより、「最高出力が4kW以下かつ排気量125㏄以下の原動機付自転車」を運転できます。

最高出力が制御されていない排気量125㏄以下の原付の場合、普通自動二輪免許以上の免許が必要です。

もし運転した場合は、無免許運転に該当し、違反点数25点と免許取消処分が科されます。

詳しくは、以下の関連記事で解説していますので、あわせて参考にしてください。

関連記事:
2025年4月から|原付の法改正で125㏄も運転可能となる新しい免許区分や交通ルールを解説
免許停止になる条件は?違反点数や免停期間・講習や返還までの流れを解説

8. まとめ|原付免許の取り方を把握して効率よく取得しよう

本記事では、原付免許の取り方や試験当日の流れ、所要時間や総額費用、試験準備や2025年4月からの新基準について解説しました。

原付免許は、学科試験に合格し、当日中に原付講習を受けることで、最短1日で取得できます。

まずは自分の地域の「予約方法」「講習日程」「必要書類」を確認し、試験当日にスムーズに動ける準備をしましょう。

費用は、学科試験や原付講習などの手数料に加え、写真代や交通費などの追加費用も見込み、余裕をもって用意しておくと安心です。

また、2025年4月からの新基準により、原付免許で最高出力が4.0kW以下に制御された125㏄以下のバイクも運転可能です。

購入予定のバイクの排気量や最高出力、区分をしっかり確認し、安全・安心な原付デビューを目指しましょう。

株式会社パイ・アール ロゴ

この記事の執筆者

株式会社パイ・アールPAI-R Co., Ltd.

安心・安全な交通社会の実現へ向けてさまざまな課題や解決を探求している 株式会社パイ・アール は、アルコールチェックをはじめドライバーの安全管理や業務管理にまつわるさまざまなお役立ち情報を発信しています。

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