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【2026年最新】運行管理者試験の合格率や難易度・試験内容や合格のポイントを解説

近年の運送業界では、2024年問題を経て、労働時間の遵守や安全確保がこれまで以上に重視されています。

参考:物流の2024年問題とは|国土交通省

なかでも、運行計画の作成やドライバーの安全管理を担う「運行管理者」は、事故防止や企業のコンプライアンス強化を支える重要な存在として、価値が高まっています。

運行管理者は、バスやトラックの安全運行を管理する司令塔であり、事業者には、選任が義務付けられている国家資格者です。

毎年、およそ3万人が運行管理者試験を受験していますが、近年は法改正の影響を受け、少しずつ難易度が上昇している傾向があります。

2025年に実施された「令和7年度第1回運行管理者試験」のデータを見ると、合格率は旅客運行管理者では34.1%、貨物運行管理者では37.2%という結果でした。

そこで本記事では、2026年最新の運行管理者試験について、概要や受験資格、合格率の推移や難易度、勉強方法について解説します。

参考:令和7年度第1回運行管理者試験の結果発表|公益財団法人運行管理者試験センター

1.【役割】そもそも運行管理者とは?

運行管理者とは、運送事業者(緑ナンバー事業者)の安全運行に必要な専門職で、国土交通省が管轄する国家資格です。

貨物部門と旅客部門の2種類があり、運送会社の業務内容と保有台数に応じて、運行管理者の適切な配置が義務付けられています。

運行管理者試験に合格すると、運行計画の作成、ドライバーの勤怠管理、指導監督、業務前後の点呼、アルコールチェックなどの幅広い業務を担います。

どの業務も法律に基づき適切に実施する必要があり、違反した場合は、事業者に対して行政指導が入るケースもあるため、専門的な知識が必要です。

特に近年は、運送業界の関連法規が毎年のように改正されているため、運行管理者の業務には大きな責任が伴います。

POINT

事業所で運行管理者に選任された方は、「2年に1回」の一般講習の受講義務があります

関連記事:『運行管理者とは|仕事内容や必要な資格・安全運転管理者との違いを解説

2. 運行管理者取得の3つのメリット

運行管理者試験は、国家資格の中でも合格の難易度がやや高いとされ、高い専門性と責任が求められる国家資格です。

その分、資格を取得することで、働き方や収入に大きなメリットをもたらします。

運行管理者資格を取得する主なメリットについて3つ紹介します。

POINT

自分が一番モチベーションが上がるメリットを確認しておきましょう。

2-1 資格手当や昇給により収入が上がる

運行管理者試験に合格すると、会社から資格手当が支給されるケースが多く、毎月の収入アップが期待できます。

特に緑ナンバーの運送会社では、法令上、営業所に最低1人の配置が必要な資格であるため、資格保有者が高く評価されやすいのが特徴です。

また、昇進や昇給の条件として運行管理者資格を設定している企業もあり、管理職へのステップアップにつながるケースも少なくありません。

安定した収入を目指す上で、大きなメリットといえるでしょう。

2-2 キャリアの幅が広がる

運行管理者資格の取得により、ドライバー業務から内勤業務になり、配車管理や労務管理、安全管理などの管理業務にも携われるようになります。

現場経験と資格を組み合わせることで、運行管理責任者や管理職など、より上のポジションを目指すことも可能です。

また、法令や安全管理に関する知識は運送業界全体で通用するため、長期的なキャリア形成にも有利に働きます。

POINT

体力面の不安から将来の働き方を変えたいドライバーにとっても有力なキャリアチェンジの手段です。

2-3 転職に強い

運行管理者は、保有台数に応じて、営業所ごとに最低1人(貸切バスは最低2人)の配置が法律で義務付けられているため、資格保有者の需要が常に安定しています。

転職市場でも評価が高く、経験と資格があれば即戦力として採用されやすいのが特徴です。

運送会社だけでなく、物流企業やバス・タクシー会社など活躍の場も幅広く、将来的に働く環境を変えたい場合でも有利に転職活動を進められるでしょう。

参考:運行管理者について|自動車総合安全情報(国土交通省)

3. 運行管理者試験の合格率と難易度

運行管理者試験は、国家資格の中でも決して簡単とは言えず、事前の対策が合否を左右します。

ここでは、運行管理者試験の合格率の目安や難易度について解説します。

3-1 運行管理者試験の合格率は約30%

運行管理者試験の合格率は、例年30%前後で推移しており、国家資格の中では比較的合格率が高い部類です。

【運行管理者試験の合格率等(令和7年度第1回)】
試験の種類 貨物 旅客
受験者数 25,318人 7,611人
合格者数 9,428人 2,592人
合格率 37.2% 34.1%
引用:結果発表 |公益財団法人運行管理者試験センター

令和7年度第1回運行管理者試験の結果を見ると、貨物運行管理者は37.2%、旅客運行管理者は34.1%と、旅客の方が難易度が高い傾向です。

試験は5つの分野から全30問出題され、原則として60%以上、つまり18問以上の正解が合格ラインとされています。

分野ごとの基準もあるため、特定分野の偏った学習ではなく、全体をバランスよく押さえることが合格への近道です。

3-2 運行管理者試験の難易度

2021年度から、運行管理者試験はCBT方式(パソコンで回答する方式)が導入され、パソコンを使って受験する形式に変わっています。

そのため、PC操作に不慣れな人にとっては、試験以前に操作で戸惑うケースも少なくありません。

POINT

PC操作に不慣れな人は、タイピング練習や模擬画面の操作に慣れておくと本番で焦りにくくなります。

また、近年は運送事業者による重大事故の発生を背景に、法改正が毎年のように実施されているため、事前の対策が必要です。

今後も安全対策強化の流れから、試験の難易度は上昇する可能性が高く、計画的な学習が重要と言えるでしょう。

4. 運行管理者試験の2つの受験資格

運行管理者試験は、誰でもすぐに受験できるわけではなく、あらかじめ定められた受験資格を満たす必要があります。

受験資格は2つあり、経歴や状況に応じて、どちらか一方を満たしていれば受験が可能です。

ここでは、2つの受験資格について詳しく解説します。

4-1 実務経験が1年以上あること

1つ目の受験資格は、運送事業における実務経験が1年以上ある方です。

以下どちらかの運行管理に関して、過去5年、試験日の前日までに通算1年以上の運行管理に関する実務経験がある方は、運行管理者試験を受験できます。

  • 自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)の用に供する事業用自動車
  • 特定第二種貨物利用運送事業者の事業用自動車(緑ナンバーの車)

具体的には、事業用自動車を使用する運送事業者の営業所などで、運行管理や車両管理、労務管理に関わる業務に従事した経験が対象です。

ドライバーとしての経験も含まれるケースが多く、リアルな現場を熟知しているからこそ、会社側から受験を勧められる場合もあると考えられます。

POINT

実務経験の証明には、会社側の協力が必要なため、早めに上司や総務担当に相談しておきましょう。

4-2 基礎講習を修了している

実務経験がない場合でも、国土交通大臣が認定する講習実施機関で基礎講習を修了、または修了予定の方は、受験資格が与えられます。

具体的な要件は以下のとおりです。

  • 国土交通大臣が認定する講習実施機関(主に自動車学校)において、平成7年(1995年)4月1日以降の貨物、旅客の試験に応じた基礎講習を修了した方
  • または指定の期日までに基礎講習修了予定の方

受験する際は、講習の種類と運行管理者試験の種類が同じでなければなりません。

講習認定機関は、国土交通省のページにある「講習認定機関一覧」から確認できます。

POINT

認定講習機関は自動車学校が多く、時期によっては満席も考えられるため、複数ピックアップして、早めに予約しましょう。

講習では、法令や安全管理、点呼の実務など、試験や現場で必要となる知識を体系的に学べるのが特徴です。

未経験から運行管理者を目指す人にとって、有力な受験資格となります。

参考:新規受験概要|公益財団法人運行管理者試験センター

5. 令和7年度3月|運行管理者試験の概要(手数料・必要書類・申し込み方法・日程・会場)

運行管理者試験は、事前に受験会場と受験日程を選択し、期限内に必要書類を提出するなど、事前の準備と手続きが必要です。

スケジュールに余裕を持って試験を迎えるために、運行管理者試験の概要を見ていきましょう。

5-1 運行管理者試験の手数料

運行管理者試験は、2021年からCBT方式で実施されており、受験手数料以外に、システム利用料が必要です。

運行管理者試験に必要な費用は以下のとおりです。

【運行管理者試験の受験費用等】
項目 費用
受験手数料 6,000円(非課税)
システム利用料 660円(税込)
試験結果レポート
(※希望者のみ)
140円(税込)

再受験の際も、通常の受験手数料に加えてシステム利用料のほか、事務手数料が発生する場合があるため注意しましょう。

参考:再受験の概要|公益財団法人運行管理者試験センター

受験費用は、受験申込後にクレジット決済やコンビニ決済、ペイジー決済で支払いを完了させましょう。

POINT

受験費用は原則返金不可で、不合格の場合、再受験に充当させることはできません。

5-2 運行管理者試験の必要書類

運行管理者試験に申し込む際は、本人確認書類などが必要ですが、オンラインで行うため、写真データとして保存しておきましょう。

また、受験に必要な書類や情報は、受験資格で異なるため注意が必要です。

【運行管理者試験の必要書類】
受験者 必要書類・データ 備考
共通 ・受験者のメールアドレス
・本人確認書類の写し(運転免許証/住民票/マイナンバーカードのいずれか1つをデータで提出する。)
・顔写真(6ヶ月以内に撮影したもの。スマホ撮影可。)
・本人確認書類は、JPEG形式(JPG形式)またはPDF形式で提出する。
・顔写真は、スマホやデジカメで撮影した場合、JPEG形式(JPG形式)で保存する。
受験資格が「実務経験1年以上」の方だけが必要な書類 実務経験承認者の氏名・勤務先名・役職名・電話番号・メールアドレス 申請後、実務経験承認者にメールが送信され、承認されると受験手続きが完了する。
受験資格が「基礎講習修了または修了予定」の方だけが必要な書類 基礎講習修了証または運行管理者講習手帳(講習実施機関から修了情報が登録された場合は不要。) JPEG形式(JPG形式)またはPDF形式で提出する。

参考:新規受験概要|公益財団法人運行管理者試験センター

POINT

基礎講習が受講できなかった方や、基礎講習修了証の写しが期日までに未提出の方は、受験不可となるため注意しましょう。

必要な書類やデータに不備があると受験不可となるため、運行管理者試験センターの公式ウェブサイトに記載された情報もあわせて確認してください。

5-3 運行管理者試験の申込方法

申込方法は、運行管理者試験センターの受験申請サイトから行うインターネット申請のみです。

最初にメールアドレス登録と、受験者情報、受験者資格情報を入力し、本人確認書類と顔写真をアップロードします。

その後、運行管理者試験センター側で審査が行われ、1週間から10日ほどで審査完了メールが届きます。

メールが届いたら、案内に沿ってCBT試験専用サイトへアクセスし、希望する試験会場と日時を予約し、受験費用の支払いを完了させましょう。

5-4 運行管理者試験の日程

運行管理者試験は、毎年8月と3月の年2回実施されます。

令和7年度の3月実施の運行管理者試験は、令和8年2月14日(土)〜3月15日(日)までの、約1ヶ月にわたり実施される予定です。

受験者は、この試験期間の中から自分のスケジュールに合う日程と時間帯を、事前にCBT試験専用サイトで予約しましょう。

POINT

繁忙期や決算期を避けて予約しておくと、勉強時間も確保しやすく落ち着いて試験当日を迎えられます。

5-5 運行管理者試験の会場

運行管理者試験の受験会場は、貨物・旅客ともに、すべての都道府県に最低1か所設けられており、東京であれば新宿、池袋などから選べます。※試験会場は変更になることがあるため、試験予約時に必ずご確認ください。

会場によって座席数に限りがあるため、一部の地域では定員が定められています。

余裕を持って試験に臨むために、書類審査後はできるだけ早めに、希望する会場と日時を予約するのがおすすめです。

参考:新規受験概要|公益財団法人運行管理者試験センター

6. 運行管理者試験の申請から受験の流れ

運行管理者試験は、申請から受験まで大きく分けて7つのステップに分けられます。

【運行管理者試験の申請の流れ】
No. ステップ 内容
1 受験申請 申請の受付期限までに、受験に必要な情報(本人確認書類など)を入力する。
2 書類審査 センター側で審査開始。1週間〜10日ほどで通知メールが届く。
※ 基礎講習修了予定で申請する場合、基礎講習修了証等の写しが未提出の方は書類審査が完了しません。また、期日までに基礎講習修了証等の写しが未提出の方は受験不可。
3 書類審査完了の通知 書類審査完了後に運行管理者試験センターから「CBT試験会場予約等の手続きのご案内」メールが届く。
4 CBT試験専用サイトにアクセス 「CBT試験会場予約等の手続きのご案内」のメールに記載された受験申請サイトのマイページにアクセスする。
「受験申請受付のお知らせ」のメールに記載された申請者配布番号、氏名、生年月日を入力して、申請情報を表示する。
同じ画面にある「試験会場の予約/受験手数料等の支払」ボタンを押し、CBT試験専用サイトの予約試験一覧画面から「試験を予約する」ボタンを押して、会場を予約する。
5 試験会場と日時の選択・支払い 申請可能期限までに希望する試験会場及び日時を選択・予約する。
会場予約時に送られるメールに記載された、受験手数料等の支払いを期限までに完了させる。返金不可。
6 申請手続き完了 入金完了後、試験会場の案内が記載された「受験確認書」がメールで送信される。郵送不可。
メールが届かない場合は、「運行管理者試験コールセンター」まで連絡する。
7 試験当日 「受験確認書」のメールに記載された受付締切時間までに顔写真付き本人確認書類と受験確認書メール(スマホ表示可)を持参し、受付を済ませて受験する。

参考:新規受験概要|公益財団法人運行管理者試験センター

運行管理者試験は「申請して終わり」ではなく、書類審査・会場予約・受験料の支払い・受験当日の持ち物確認まで、いくつかのステップを確実にこなす必要があります。

特に、基礎講習修了予定で申し込む場合や、会場の座席数に限りがある地域では、提出期限や予約期限を一日でも過ぎると受験できないため要注意です。

また、試験センターからの各種メールは、迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうケースもあります。

申請後しばらく経っても通知が届かない場合は、フォルダを確認し、それでも見当たらなければ早めに運行管理者試験コールセンターへ問い合わせましょう。

7. 運行管理者試験の出題内容と合格基準

運行管理者試験は、貨物と旅客で出題内容が異なるため、得意分野や出題比率の高い分野を押さえることが合格のポイントです。

出題数や出題分野が事前に公表されているため、「何問正解すれば合格なのか」を把握しておくと、効率的に勉強を進められるでしょう。

本章では、運行管理者試験センターが公表している、貨物と旅客における「出題分野及び合格基準」についてそれぞれ解説します。

7-1 貨物試験の出題内容と合格基準

令和8年2月14日(土)〜3月15日(日)に実施される貨物の運行管理者試験では、以下の5分野から出題されます。

【貨物における運行管理者試験の出題分野と出題数】
分野 出題数
1.貨物自動車運送事業法関係 8
2.道路運送車両法関係 4
3.道路交通法関係 5
4.労働基準法関係 6
5.その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 7
合計 30

※法改正などがあった場合は、原則として改正された法令等の施行後6ヶ月間は改正前と改正後で回答が異なる問題は出題されません。

【合格基準】

  • 原則として、総得点が満点の60%(30問中18問)以上であること。
  • 表の1〜4の出題分野ごとに正解が1問以上あり、5については正解が2問以上あること。

どれか1分野を捨ててしまうと、高得点でも不合格になるため、バランスよく学習しましょう。

7-2 旅客試験の出題内容と合格基準

旅客の運行管理者試験では、以下の5分野から出題されます。

【旅客における運行管理者試験の出題分野と出題数】
分野 出題数
1.道路運送法関係 8
2.道路運送車両法関係 4
3.道路交通法関係 5
4.労働基準法関係 6
5.その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 7
合計 30

※法改正などがあった場合は、原則として改正された法令等の施行後6ヶ月間は改正前と改正後で回答が異なる問題は出題されません。

【合格基準】

  • 原則として、総得点が満点の60%(30問中18問)以上であること。
  • 表の1〜4の出題分野ごとに正解が1問以上あり、5については正解が2問以上あること。

合格基準は貨物と同じく、総得点60%以上(18問以上)正解する必要があります。

旅客試験における「道路運送法」を重点的に押さえつつ、他の分野も最低ラインを確実にクリアできるように、過去問や法令の条文を繰り返し復習しましょう。

参考:新規受験概要|公益財団法人運行管理者試験センター

8. 運行管理者試験の勉強方法

運行管理者試験は、広範囲にわたる法令知識や、実務上の適切な判断力が問われるため、試験直前の詰め込み学習では対応できません。

合格するためには、無理のないペースで学習できる仕組みづくりが重要です。

ここでは、忙しい運送業界の現場で働きながらでも継続しやすい、3つの勉強方法を紹介します。

8-1 毎日の勉強習慣を身につける

まずは「毎日テキストを開く」習慣づくりが大切です。

1日30分でもよいので、出勤前や休憩時間、寝る前など、自分の生活リズムの中で勉強するタイミングや時間を固定すると継続しやすくなります。

最初から完璧を目指すのではなく、「今日は法令を2ページ読む」「模擬テストを5問だけ解く」などの小さなノルマを達成し、達成したら記録をつけ、モチベーションを維持しましょう。

8-2 過去問やオンライン講座を活用する

効率良く合格ラインに到達するには、過去問演習がおすすめです。

出題傾向や頻出テーマがつかめるため、「どこから手につけたら良いか分からない」という悩みも解消しやすくなります。

独学が不安な場合は、オンライン講座や通信講座を活用するのもおすすめです。

隙間時間にスマホで講義動画を見たり、問題演習ができるサービスを選んだり、残業やシフト制で時間がバラバラな方でも、計画的に学習を進めやすくなります。

POINT

近年は法改正が頻繁に行われているため、最新情報を確認し、古いテキストの内容と混同させないように注意しましょう。

8-3 日常業務を通して復習する

運行管理者試験の内容は、現場の実務と直結しています。

運行指示書の確認、労働時間の管理、点呼でのアルコールチェックや記録など、日常業務がそのまま試験範囲の復習に役立ちます。

「今やっている業務は、どの法律・どの条文と関係しているのか」を意識しながら働くことで、学習内容と実務が結びつき、記憶にも定着しやすくなるでしょう。

テキストと現場をリンクさせることを意識して、効率良く合格を目指しましょう。

9.【Q&A】運行管理者試験に関するよくある質問

運行管理者試験は、出題範囲が広く手続きも複雑なため、「合格した後の事務手続きはどうなる?」「効率良く合格するコツは?」「受験しなくても運行管理者になれる?」といった疑問を持つ方も少なくありません。

受験者からよく寄せられる質問について、ポイントをわかりやすく解説します。

合格後の手続きは何をする?

運行管理者試験の合格者は、結果発表から3ヶ月以内に、所定の書類を揃えて運輸支局に資格証の交付手続きを行う必要があります。

書類は、試験結果通知書に同封された詳細情報に記載されています。不明な点がある場合は、最寄りの運輸支局に相談してください。(運輸支局等一覧(PDF)

試験結果通知書と同封された書類を紛失した場合は、 同封書一覧 からダウンロードできます。

3ヶ月を過ぎると合格が無効になるため、早めに手続きを行いましょう。

運行管理者試験の合格のポイントは?

運行管理者試験に合格するには、計画的な学習スケジュールを立てることが重要です。

試験日から逆算して、「この週は法令」「次の週は実務」といった形で無理のないペースで自分に合ったスケジュール配分をしましょう。

新規受講者で基礎講習修了予定の方は、基礎講習を受講したら、学んだ内容を忘れないうちに、できるだけ早めに試験を受けるのがおすすめです。

出題内容に関する合格のポイントとしては、「〇〇の保存期間は1年間」「〇〇から5m以内は駐車禁止」など、数字が絡むルールは確実に覚えておきましょう。

POINT

実務に直接関わる内容なので、暗記カードやメモを活用して業務にも役立てましょう。

試験を受けなくても運行管理者になれる?

運行管理者試験を受けなくても運行管理者になることは可能です。

「運行管理補助者としての5年以上の実務経験」があり、その間に国土交通大臣が認定する「運行管理者講習を通算5回以上(うち少なくとも1回は基礎講習)受講している」場合は、試験を受けずに資格者証の交付申請ができます。

ただし、貨物なら貨物、旅客なら旅客の種別ごとに実務経験と講習受講が必要です。

POINT

勤務先の事業所から「実務経験証明書」も発行してもらいましょう。

講習は1年につき1回分だけカウントされるため、最短でも5年はかかります。

また、資格を取得していない状態で実務経験を積むのは難しいため、今から運行管理者を目指す場合は、試験合格を目指すのが現実的な方法と言えるでしょう。

参考:運行管理者について|国土交通省

10. まとめ|万全の体制で運行管理者試験に挑戦しよう!

本記事では、2026年の運行管理者試験について、概要や受験資格、合格率の推移や難易度、試験内容や勉強方法について解説しました。

運行管理者は、物流の現場で人の命を守り、企業の経営を支える重要な役割です。

合格率30%の数字は、決して低くはありませんが、最新の法令改正や2024年問題への対応を正しく理解すれば、合格を狙えます。

また、資格取得を目指すと同時に、CBT試験に備えて、日頃からパソコンの基本操作やマウス、キーボードの操作に慣れておくことも大切です。

年2回実施される運行管理者試験に備えて、日々の現場で予習・復習を行いましょう。

株式会社パイ・アール ロゴ

この記事の執筆者

株式会社パイ・アールPAI-R Co., Ltd.

安心・安全な交通社会の実現へ向けてさまざまな課題や解決を探求している 株式会社パイ・アール は、アルコールチェックをはじめドライバーの安全管理や業務管理にまつわるさまざまなお役立ち情報を発信しています。

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