お酒で記憶がとぶ「ブラックアウト」とは?仕組みや原因・翌日の飲酒運転リスクまで解説
「昨日のことをまったく覚えていない」
「帰宅した記憶がない」
飲酒後にこのような経験をすると不安になる方も多いでしょう。
お酒を飲んだあとに記憶がとぶ状態は、一般的に「ブラックアウト」と呼ばれます。
ブラックアウトとは、アルコールの影響で新しい記憶を残せなくなる状態で、飲酒量や飲み方によっては誰にでも起こる可能性があるとされます。
また、頻繁にブラックアウトが起きる場合は、アルコール依存症の可能性も指摘されています。
ブラックアウトが起きた際は、お酒との付き合い方を見直すことが大切です。
そこで本記事では、ブラックアウトの定義や仕組み、ブラックアウトが体に与える悪影響や飲酒運転のリスクについて詳しく解説します。
ブラックアウトを起こさないために、正しい知識を身につけて、お酒との付き合い方を考えていきましょう。
目次 / この記事でわかること
1. ブラックアウトとは?定義と2つの種類

ブラックアウトは、お酒に酔って意識を失うことではなく、飲酒中の出来事を長期記憶として保存できなくなる状態を指します。
見た目には会話や一般的な行動ができていても、あとからその間の記憶だけが抜け落ちることがあります。
まずは、ブラックアウトの基本的な定義と、「泥酔」と「気絶」とどのように異なるのか整理しましょう。
1-1 完全なブラックアウトと部分的なブラックアウトの違い
お酒によるブラックアウトには、大きく分けて「完全なブラックアウト」と「部分的なブラックアウト」があります。
完全なブラックアウトは、飲酒中の記憶が丸ごと抜け落ち、あとから周囲に説明されても思い出せない状態です。
重度のブラックアウトであり、記憶が形成されないため、まるでその出来事がなかったかのように感じるケースが多いようです。
一方、部分的なブラックアウトは、「グレイアウト」とも呼ばれ、会話や行動の一部だけが抜けており、飲み会の記憶がまばらになる状態です。
自分では「少し飲みすぎた程度」と考えていても、記憶がない時点で、体や脳にアルコールの影響が及んでいる可能性があります。
完全なブラックアウトも部分的なブラックアウトも、本人が言動を覚えていないままトラブルにつながるおそれがあります。
一度でも経験がある場合は、飲酒量や飲み方を見直すことが大切です。
参考:途切れた記憶:アルコール誘導性のブラックアウト|米国国立アルコール乱用・アルコール依存症研究所(NIAAA) [PDF]
1-2 「泥酔」「気絶」との違い
ブラックアウトは、泥酔や気絶と異なります。
「泥酔」は、歩行がふらつく、ろれつが回らないなど、外から見ても酔っていると分かる状態を指し、「気絶」は、飲みすぎによって眠り込んだり、意識を失ったりしている状態を指します。
一方で、ブラックアウトは、意識が覚醒したままなので、会話や行動ができていますが、そのときの記憶が残らないのが特徴です。
周囲からは普段通りに見えても、脳では記憶形成が正常に行われていない可能性があるため、見た目以上に注意が必要です。
2. なぜ記憶がとぶのか?お酒(アルコール)が脳に与える影響

「酔うとどうして記憶がとぶのか」と不思議に感じる方も多いでしょう。
ブラックアウトは、お酒に酔ってぼんやりするから起こるのではなく、アルコールが脳の記憶形成に関わる働きを妨げることで起こるとされています。
ここでは、どのような条件でブラックアウトが起こるのか、その仕組みについて解説します。
2-1 海馬の記憶形成がブロックされるメカニズム
ブラックアウトは、脳の海馬と呼ばれる部位がアルコールの影響を受けることで引き起こされると考えられています。
海馬は、脳の側頭葉の内側にある「記憶の司令塔」と呼ばれる部位です。短期記憶から長期記憶への情報の整理、定着、空間認識に関連しています。
飲酒後、血中アルコール濃度の上昇により、海馬がアルコールの影響を受けると、新しい出来事を長期記憶として定着できません。
そのため、一見、正常に会話や行動ができていても、「あとで思い出せる記憶」として保存できなくなる可能性があるとされています。
2-2 血中アルコール濃度と記憶がとぶ状態の関係
米国の国立研究所では、ブラックアウトが引き起こされやすい目安の血中アルコール濃度は、約0.16%前後とされています。
さらに、公益社団法人アルコール健康医学協会によると、飲酒後の血中アルコール濃度は、陽気になり始める「爽快期」と言われる状態で0.02〜0.04%、ふらついたり気が大きくなり始める「酩酊初期」で0.11〜0.15%が目安とされます。
ブラックアウトのリスクがある0.16〜0.30%は、「酩酊極期」にあたり、「千鳥足になる」「何度も同じことを話す」「吐き気が出る」などの体調の変化がみられやすく、こういった異変が現れたら注意が必要です。
普段から飲酒量や飲むペースを意識しながら、無理のない飲み方を心がけることが大切です。
なお、血中アルコール濃度の目安や飲酒量については、以下の関連記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
関連記事:『酩酊とは?単純酩酊の酔い方6ステップと異常酩酊の罪について解説』
酔いが進行すると、転倒や事故、急性アルコール中毒につながるおそれもあるため、記憶がとぶ前の段階から注意が必要です。
参考:お酒と健康 飲酒の基礎知識|公益社団法人アルコール健康医学協会 ・ 途切れた記憶:アルコール誘導性のブラックアウト|米国国立アルコール乱用・アルコール依存症研究所(NIAAA)
2-3 ブラックアウトが起こりやすい飲み方・体質
空腹時の飲酒や、短時間での大量飲酒は、血中アルコール濃度が急上昇しやすいため、ブラックアウトが起こりやすいとされています。
また、女性は男性よりも体格が小さいため、血中アルコール濃度が上昇しやすく、ブラックアウトのリスクが高まりやすい傾向があります。
そのほか、以下の特徴に当てはまる方は注意が必要です。
【ブラックアウトが起こりやすい人の特徴】
- アルコール分解能力が低い体質
- 高齢者
- ストレスが多い
- 睡眠不足
- 体調不良
- 薬を服用している
自分のアルコール分解能力を知りたい方は、自宅でできるアルコールパッチテストや、市販の体質検査キットの活用がおすすめです。
関連記事では、実際に検査キットを使用した体験談を記載しています。
関連記事:『【体験談】アルコール体質検査を体験|適切な飲酒量を把握して上手に付き合おう』
3. お酒によるブラックアウトが引き起こす5つのリスク

ブラックアウトは、「飲んでいる間の記憶がないだけ」と軽く受け止められがちですが、実際には心身や日常生活にさまざまなリスクを及ぼすおそれがあります。
たとえば、転倒や事故によるけが、飲酒習慣の悪化による依存のリスク、人間関係や仕事への影響などが挙げられます。
さらに注意したいのが、ブラックアウトの最中に起こした言動は、たとえ本人に記憶がなくても「なかったことにはならない」という点です。
飲酒運転を含め、重大なトラブルにつながる可能性も否定できません。
こうした二次被害を防ぐためにも、ブラックアウトにどのような危険があるのかを知っておくことが大切です。
ここでは、お酒によるブラックアウトが引き起こす5つのリスクについて解説します。
3-1 急性アルコール中毒の可能性
ブラックアウトが起こるほどの飲酒は、急性アルコール中毒のリスクも伴います。
急性アルコール中毒では、意識レベルの低下、嘔吐、血圧低下、呼吸停止などが起こり、重症化すると命に関わることもあります。
特に、一気飲みや飲酒の強要は、本人が自分の異変に気付きにくく、周囲も「酔って寝ているだけ」と見誤る可能性があるため、非常に危険な行為です。
呼びかけへの反応が鈍い、吐いている、ぐったりしている場合は放置せず、速やかに救急を要請しましょう。
3-2 アルコール依存症のリスク
ブラックアウトを何度も繰り返す場合、飲酒量や飲み方が自分でコントロールしにくくなっている可能性があります。
ブラックアウトは、アルコール依存症の初期症状とされているため、「飲み始めると止まらない」「記憶がなくなるほど飲むことが何度もある」といった場合は注意が必要です。
アルコール依存症は、早めに対処することで、依存の進行が防ぎやすくなるとされています。
飲み方がコントロールできないと感じたら、減酒に取り組み、必要に応じて医療機関の受診も検討しましょう。
3-3 脳・認知機能へのダメージ蓄積
ブラックアウトは、一時的な記憶障害とされますが、飲み方をコントロールできない生活が続けば、脳や認知機能に長期的な悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、大量飲酒の習慣が続くと、前頭葉がアルコールの影響を受けて、認知機能の低下や認知症のリスクが高まることが指摘されています。
前頭葉は脳の「司令塔」であり、飲酒によって機能が麻痺すると、理性が働きにくくなり、感情や行動を抑えにくくなります。
ブラックアウトが起きるほど飲酒した場合、「脳に無理をかける飲み方が続いていないか」を見直すことが大切です。
ブラックアウトを繰り返すほど、将来の健康リスクも高まるため、飲み方を見直しましょう。
3-4 人間関係・社会生活への影響
ブラックアウトは、本人の記憶が残らないため、人間関係のトラブルにつながりかねません。
たとえば、失礼な発言、暴力行為、約束を破る、SNSへの不用意な投稿など、その場でトラブルになっても、本人は一切覚えておらず、友人や家族、職場からの信頼を損なうこともあります。
「覚えていないから仕方ない」では済まされず、会社の無断欠勤や遅刻、業務中のミスなどが続くと失業のリスクもあり、社会生活が送れなくなる可能性があります。
また、暴力事件や窃盗事件など、法的な問題に発展することもあるため、ブラックアウトが起きた場合は、飲酒を控えたり、飲み方をコントロールしたりすることが大切です。
3-5 翌朝のアルコール残留と飲酒運転のリスク
記憶がとぶほど飲んだ場合、体内には多くのアルコールが残っている可能性があります。
アルコール分解のスピードは、睡眠や運動で速まることはなく、翌朝になっても呼気にアルコールが含まれていることは珍しくありません。
本人が「酔いは覚めた」と感じても、体内にはアルコールが残っている可能性があり、飲酒運転に該当するリスクがあります。
通勤や送迎、営業車の運転で重大な事故や法令違反につながるおそれがあるため、アルコールチェッカーを使用したり、家族に顔色などを客観的に確認してもらうことが大切です。
4. 「飲んだ翌朝」が危ない理由|飲酒運転のリスク

飲酒運転というと「飲んだ直後に車に乗ること」を想像しがちですが、実際には翌朝の運転にも飲酒運転のリスクが伴います。
特に、ブラックアウトするほど飲んだ翌日は、飲酒量そのものが多く、アルコールの分解にも長い時間が必要です。
ここでは、アルコールが抜けるまでにかかる時間の目安や、飲酒した翌朝の対処法について解説します。
4-1 アルコールが抜けるまでにかかる時間の目安
一般的には、1時間に体重1kgあたり約0.1gのアルコールが処理されると考えられています。
【体重60kgの人がビール500ml(5%、純アルコール20g)を飲んだ場合】
20g ÷(60kg × 0.1)=3.33
→アルコール分解にかかる時間は、約3時間20分
アルコール分解のスピードは個人差もあるため、同じ飲酒量でも、すべての人が同じ時間で代謝できるわけではありません。
お酒に弱い体質の場合、比較的少ない量でもアルコールが翌朝まで残っている可能性があるため注意が必要です。
また、ブラックアウトを起こすほど飲んだ場合、アルコール分解に半日以上かかることも考えられます。
4-2 「感覚」は信用できない|ブラックアウトする人は判断が鈍る
ブラックアウトを起こすほど飲んだ場合、翌朝になってもアルコールの影響を受けている可能性があります。
「頭がすっきりしている」「寝たからもう抜けた」という感覚だけで運転をするのは危険な行為です。
アルコールチェッカーでアルコール反応が出ない場合でも、長期的な飲酒により、脳が影響を受けて、判断力が低下している可能性も考えられます。
ブラックアウトを起こした場合は、普段から車の運転を控えるなど、細心の注意を払うことが大切です。
4-3 朝のアルコールチェックが飲酒運転防止につながる
翌朝の飲酒運転を防止する上で有効なのが、運転前のアルコールチェックです。
呼気中アルコール濃度が0.15mg/L以上の場合は、飲酒運転(酒気帯び運転)に該当するため、運転前にアルコールチェッカーを使用して、数値を確認しましょう。
ブラックアウトするほど飲んだ夜の翌朝は、体内にアルコールが残っている可能性があるため、感覚ではなく、数値による客観的な判断が大切です。
ただし、呼気中アルコール濃度が0.15mg/L以下の場合でも、アルコールの影響で正常な運転ができない場合は、酒酔い運転として取り締まり対象となります。
「寝たから大丈夫」と判断して運転すると、重大事故につながるおそれがあるため、運転前のアルコールチェックを習慣化しましょう。
5. ブラックアウトしないために|適量飲酒という考え方

ブラックアウトを防ぐ上でポイントなのは、「純アルコール量を意識してお酒を楽しむこと」です。
純アルコール量を意識しながら飲むことで、血中アルコール濃度の上昇を抑えやすくなり、生活習慣病などの健康リスクも回避できるとされています。
ここでは、純アルコール量を意識した適量飲酒の目安と、ブラックアウトを避けるために実践しやすい5つの対策を紹介します。
5-1 厚生労働省がすすめる「適度な飲酒」の目安
厚生労働省の「健康日本21」では、節度ある適度な飲酒の目安を「1日平均純アルコール約20g程度」と示しています。
お酒の種類ごとの純アルコール20gは下記の表のとおりです。
| 種類 | 度数 | 目安量 | 容量 |
|---|---|---|---|
| ビール | 5% | 中瓶1本もしくはロング缶1本 | 500ml |
| 日本酒 | 15% | 1合 | 180ml |
| 焼酎 | 25% | 0.6合 | 110ml |
| ウイスキー | 43% | ダブル1杯 | 60ml |
| ワイン | 14% | 2杯弱 | 180ml |
| 缶チューハイ | 5% | ロング缶1本 | 500ml |
純アルコール20gは、生活習慣病のリスクが低リスクと判断されるラインであり、年齢、性別、体重、体質などで、健康リスクは異なるとされています。
また、令和6年公表の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」は、「国民のそれぞれの状況に応じた適切な飲酒量・飲酒行動の判断材料」として作成されており、生活習慣病のリスクを高める量として、「純アルコール量20g」と記載されています。
そのため、お酒を飲む際は、純アルコール量20gまでに抑えて飲むことを前提として、「食事をとる」「水をはさむ」「休肝日をとる」などの対策をすることが大切です。
5-2 ブラックアウトを防ぐ5つの飲み方の工夫
ブラックアウトの予防には、飲酒量を減らすだけでなく飲み方の工夫も大切です。
お酒を飲む際は、以下の5つを取り入れてみましょう。
【ブラックアウトを防ぐ5つの飲み方の工夫】
- 空腹時に飲まない
- 一気飲みをしない
- 水をこまめにはさむ
- 食事を楽しむ
- アルコール度数が低いお酒を選ぶ
短時間でたくさんのアルコールを摂取すると、血中アルコール濃度が急上昇し、脳がアルコールの影響を強く受ける可能性があります。
ブラックアウトを防ぐためには、飲酒量を制限した上で、ゆっくり飲むことが重要です。
5-3 医療機関に相談すべきサイン
一度でもブラックアウトを経験したら、早めの受診が推奨されます。
ブラックアウトは脳がアルコールによってダメージを受けているサインであり、アルコール依存症の初期症状である可能性が高いとされます。
何度もブラックアウトを繰り返す場合、アルコール性認知症や、肝機能障害のリスクも考えられるため、アルコール依存症専門の精神科や心療内科、もしくは内科や消化器内科の受診を検討しましょう。
6.【FAQ】お酒によるブラックアウトに関するよくある質問

ブラックアウトは身近な現象である一方で、「泥酔と何が違うのか」「一度でも経験したら危険なのか」「翌朝の運転は大丈夫か」などの疑問を持つ方が多いようです。
そこで、「ブラックアウトに関するよくある疑問」について、Q&A形式で解説します。
ブラックアウトと泥酔の違いは?
ブラックアウトは、飲酒中の出来事を記憶として残せなくなる状態です。
一方で、泥酔は、ふらつきやろれつが回らない、判断力の低下など、強い酔いが現れている状態を指します。
ブラックアウトの最中は、会話も普通にできる場合が多いため、周囲から普通に見える一方で、本人の記憶が残らない点が特徴です。
どちらもアルコールの強い影響を受けているため、お酒との付き合い方を見直すことが大切です。
ブラックアウトした場合の脳への影響は?
一度ブラックアウトした場合、ただちに脳に深刻なダメージが残ると断定はできませんが、記憶を司る海馬が一時的に麻痺を起こしているため、飲み方を見直すことが重要です。
ブラックアウトを繰り返すようになると、脳萎縮やアルコール性認知症、アルコール依存症のリスクが高まるとされます。
ブラックアウトを一度でも経験したら、医療機関の受診も視野に、飲酒量を減らしたり、休肝日を設けるなどして、健康的な生活を心がけましょう。
翌朝どれくらいでアルコールは抜ける?
一般的には、純アルコール量20gに相当するアルコール(ビールロング缶(500ml)・度数5%)が抜けるまでの時間は、体重60kgの方で、約3時間20分かかります。(個人差があります。)
つまり、ロング缶のビールを数本飲んだ場合、翌朝までアルコールが体内に残ることが十分考えられます。
体重、性別、体質、体調、食事の有無などで、アルコールの代謝スピードは異なります。
「寝れば抜ける」とは限らないため、運転する予定がある場合は、アルコールチェッカーを活用して、客観的な判断を行ってください。
関連記事:『【実験】飲酒後どのくらいの時間でアルコールが抜ける?アルコールチェッカーを用いて測定』
ブラックアウトしやすい人の特徴は?
女性や小柄な体格の方、遺伝的にアルコールの代謝能力が低い体質の方は、血中アルコール濃度が上昇しやすく、ブラックアウトのリスクが高いとされます。
また、空腹時の飲酒や、一気飲みなどの短時間で大量のお酒を飲む行為などもブラックアウトのリスクを高めます。
飲んでいるお酒のアルコール度数が高い場合、少量の飲酒でも、脳がアルコールの影響を受けやすいため、こまめにチェイサーをはさみ、飲むスピードを抑えることが重要です。
関連記事:『チェイサーとは?由来や役割・チェイサーにおすすめの飲み物・上手なお酒の飲み方について解説』
ブラックアウトと飲酒運転の関係は?
ビールロング缶(5%)を1本飲んだ場合、アルコールの分解時間は、体重60kgの人で約3時間20分、体重50kgの人で約4時間かかります。
ほかに酎ハイなども飲んでいる場合、さらに時間を要するため、「寝たからお酒は抜けている」とは限りません。
特に、ブラックアウトするほど飲酒した場合は、翌朝までアルコールが体内に残っている可能性が高いため注意が必要です。
7. まとめ|ブラックアウトを経験したら適量飲酒を意識しよう
お酒によるブラックアウトは、飲み過ぎによる泥酔や気絶とは異なり、アルコールによって記憶形成が妨げられている状態です。
会話ができているのに、翌朝になると記憶がすっぽり抜けている場合は、ブラックアウトの可能性があるとされます。
ブラックアウトは、急性アルコール中毒やアルコール依存症、対人トラブルのリスクだけでなく、翌朝までアルコールが体内に残り、飲酒運転につながる恐れもあります。
「記憶がないのに行動していた」という経験がある場合は、飲み方を見直すことが重要です。
純アルコール量を意識した適量飲酒を心がけ、翌朝に運転する予定がある場合は、自己判断に頼らず、アルコールチェッカーで客観的に確認するように心がけましょう。


