ノンアルコールビールはプリン体ゼロ?痛風や尿酸値が気になる人の選び方のポイントを解説
「痛風が心配だからノンアルコールビールを飲んでいる」
「尿酸値が高いのでプリン体ゼロの表示が気になる」
などの不安や疑問を抱える方は少なくありません。
ノンアルコールビールの中には「プリン体ゼロ」と表示された商品もありますが、実際にはごく少量のプリン体が含まれている場合があります。
また、痛風や高尿酸血症のリスクを抑えるには、ノンアルコールビールの選び方だけでなく、日々の食事バランスに気を使うことも大切です。
そこで本記事では、ノンアルコールビールに含まれるプリン体の量や「プリン体ゼロ」表示の仕組み、痛風・尿酸値との関係、具体的な商品の例、飲み方のポイントまでわかりやすく解説していきます。
目次 / この記事でわかること
1. ノンアルコールビールはプリン体ゼロ?

メーカーや商品にもよりますが、ノンアルコールビールには、100mlあたり0〜6mgのプリン体が含まれています。
ノンアルコールビールには「プリン体ゼロ」や「プリン体オフ」と表示される商品が多いですが、実は、食品表示基準のルール上、100mlあたり0.5mg未満のプリン体であれば「ゼロ」と表記できることになっています。
一方で、通常のビールと同じように、原料由来のプリン体を数mg含むノンアルコールビールもあり、銘柄によって表示方法が変化するのが特徴です。
まずはノンアルコールビール1缶あたり、どの程度のプリン体が含まれているのかを知り、痛風や尿酸値が気になる時の飲み方の目安について解説します。
1-1 ノンアルコールビール1缶(350ml)あたり0mg~21mgのプリン体が含まれる
ノンアルコールビールは、メーカーや商品によってプリン体量が異なります。
商品によっては、100mlあたり6mgのプリン体が含まれており、これは1缶(350ml)あたり21mg程度のプリン体が含まれている計算になります。
ビールテイスト飲料の分析では、100mlあたり1mg前後のプリン体が検出された例も報告されており、この場合、350ml缶に含まれるプリン体は、3〜4mg程度になる計算です。
一方で「プリン体ゼロ」と表示されている商品は、プリン体量が100mlあたり0.5mg未満に抑えられており、1缶飲んでも摂取量は最大1.7mg程度と考えられます。
通常のビールは、100mlあたり3〜7mg程度のプリン体を含むとされるため、1缶(350ml)に含まれるプリン体は10〜25mg程度になる計算です。
ほとんどのノンアルコールビールは、通常のビールよりプリン体量が少ないことがわかります。
ただし、商品によってプリン体量が異なるため、成分表示を確認してから購入しましょう。
1-2 ノンアルコールビールにプリン体が含まれる理由
そもそも、アルコール飲料の中で特にプリン体を多く含むのがビールです。
プリン体は酵母や穀物などに含まれる成分であり、大麦や小麦を使用するビールは、プリン体含量が多くなります。
そのため、大麦や小麦を使用したノンアルコールビールには、原料由来のプリン体が残る場合があります。
ちなみに、大麦よりも小麦を使用した白ビールの方が、一般的にプリン体量は少なめと言われています。
また、ビールの中には、ろ過や遠心分離で酵母をできるだけ取り除き、結果としてプリン体量が少ない商品もあります。
原料(大麦・小麦)に加え、こうした製法の違いもプリン体量に影響すると考えられます。
そのため、多くのメーカーでは原料や製法を工夫し、プリン体を減らすための技術が開発されてきました。
その結果、現在ではプリン体を極力抑えたノンアルコールビールが販売されています。
2. そもそもプリン体とは?痛風や尿酸値との関係

プリン体とは、細胞の核にある遺伝子の構成成分であり、体内でも日々作られている「細胞の材料」の一部です。
実は、プリン体の約8割が体内で生成されていると言われており、食事で摂取したプリン体も含め、利用されなかったプリン体は尿酸として、体外に排出されます。
プリン体を摂取しすぎると、血液中の尿酸濃度が高くなり、高尿酸血症や痛風のリスクが高まると考えられているため、注意が必要です。
そこで本章では、1日のプリン体の摂取量の目安や、尿酸値を下げると言われている食材について紹介します。
2-1 1日のプリン体の摂取量の目安は「400mg」
日本痛風・尿酸核酸学会のガイドラインでは、「1日400mgを目安としたプリン体の摂取制限」が示されています。
ビールのロング缶(500ml)には、16〜40mg程度のプリン体が含まれるとの報告もあり、レバーや魚の干物など高プリン体食品に比べると、飲み物単体のプリン体による影響は、そこまで大きくありません。
しかし、大量飲酒や日常的な飲酒習慣がある人の場合、摂取量が増えやすくなります。
そのため、ほかの食べ物と合わせて、1日のプリン体摂取量が400mg以内に収まるように心がけることが大切です。
2-2 健康のためにプリン体を気にするなら「食事」が基本
プリン体は、動物の内臓(レバーなど)や、カツオやサンマの干物、エビ・白子といった魚介類に多く含まれます。
| 100gあたりに含まれるプリン体量 | 食材 |
|---|---|
| 300mg以上 | 鶏レバー、イワシの干物、白子、あんこう肝 |
| 200〜300mg | 豚レバー、牛レバー、カツオ、イワシ、エビ、アジの干物、サンマの干物 |
| 50〜100mg | うなぎ、わかさぎ、豚ロース、豚バラ、ボンレスハム |
| 50mg以下 | かまぼこ、数の子、すじこ、ウインナー、豆腐、チーズ、バター |
参考:第13回 食生活とプリン体について|医療法人社団 豊岡第一病院
アルコール飲料に含まれるプリン体は、食品に比べれば少ない範囲に収まるため、尿酸値対策としては「高プリン体食品を食べ過ぎない」「カロリーや糖質のとり過ぎを減らす」などの食事の工夫が重要です。
ノンアルコールビールを選ぶことも大切ですが、食材選びや食べる量を見直すことで、健康的な生活を維持できるでしょう。
2-3 尿酸値を下げると言われる食品5選
尿酸値が気になる場合は、「プリン体を減らす」だけでなく、「尿酸の排泄を助ける」「炎症を抑える」食品をバランスよく取り入れることも大切です。
栄養素や食材の種類が偏りすぎないように、代表的な5つを紹介します。
- 【乳製品(低脂肪乳・ヨーグルト)】
カルシウムが豊富な乳製品は、尿酸値を下げると考えられています。特に、低脂肪乳やヨーグルトは、牛乳たんぱく質(カゼイン・ホエイ)が尿酸の排泄を促す可能性があるとされ、尿酸値対策に役立つ食品として期待できます。朝食にヨーグルトや低脂肪牛乳を取り入れると習慣化しやすいのでおすすめです。 - 【赤紫色の果物(サクランボ・ブルーベリーなど)】
サクランボやブルーベリーに多く含まれる「アントシアニン」には、抗酸化作用・抗炎症作用があり、痛風発作時の炎症をやわらげると考えられています。デザートや間食を、赤紫色の果物に置き換えるだけなので、取り入れやすい方法です。 - 【トマト】
トマトに含まれる「リコピン」には強い抗酸化作用があり、体内の炎症を抑える働きが期待できます。また、カリウムも含まれているため、尿酸の排泄を促す働きが期待できます。サラダやスープ、トマトジュースなど、毎日の食事に少しずつ足しやすい食材です。 - 【海藻類(わかめ・もずく・こんぶ)】
わかめをはじめとする海藻類には、「フコイダン」などの成分や食物繊維が含まれ、尿酸値のコントロールや腸内環境の改善に役立つとされています。味噌汁やサラダに少量加えるだけでも続けやすく、カロリーを抑えながらボリュームアップできるのもメリットです。 - 【大豆製品(豆腐・納豆など)】
大豆製品は、良質な植物性タンパク質源でありながら、肉類に比べてプリン体が少なめなのが嬉しいポイントです。豆腐や納豆、厚揚げなどを上手に活用し、夕食の肉料理の一部を置き換えることで、タンパク質を確保しつつ、プリン体の摂取量を抑えられます。
紹介した食品はあくまで「尿酸値対策に役立つとされるもの」の一例であり、必ずしも特定の食品だけで尿酸値が大きく下がるわけではありません。
バランスの良い食事と、医師の指導を組み合わせて取り入れることが大切です。
3. プリン体ゼロのノンアルコールビール5選

プリン体対策を意識していると、「どのノンアルコールビールを選べばいいの?」と迷うことも少なくありません。
「ビールのような満足感は得たいものの、プリン体はできるだけ抑えたい」という方も多いでしょう。
そこで本章では、栄養成分表示でプリン体ゼロとされているノンアルコールビールの中から、味のバランスや香りにこだわった5本を厳選してまとめました。
3-1 サントリー「オールフリー」
アルコール0.00%、カロリーゼロ、糖質ゼロ、プリン体ゼロの「4つのゼロ」が特徴の定番ノンアルコールビールです。
サントリーでは、食品表示基準に基づいて、100mlあたりプリン体0.5mg未満を「プリン体ゼロ」と定義しており、オールフリーはビールらしい香ばしさとキレのあるのどごしが好評です。
痛風や高尿酸血症が気になる方でも、日々の晩酌をビールテイストで楽しみたい場面に合わせやすい商品といえるでしょう。
参考:オールフリー|サントリー
3-2 サントリー「からだを想うオールフリー」
「からだを想うオールフリー」は、オールフリーの特徴に加え、機能性表示食品として「脂肪の吸収を抑える」働きが報告された成分を含んでいる点が特徴です。
アルコール0.00%、カロリーゼロ、糖質ゼロ、プリン体ゼロを実現しつつ、健康志向を意識した味わいに仕上げられています。
尿酸値だけでなく体重管理も気になる方にとって、食事と一緒に取り入れやすいノンアルコールビールといえるでしょう。
3-3 アサヒ「ドライゼロフリー」
アサヒの「ドライゼロフリー」は、アルコール分0.00%でありながら、カロリーゼロ・糖質ゼロ・プリン体ゼロのノンアルコールビールです。
キレのあるドライな飲み口が特徴で、ビールらしさを重視したい方にも選ばれています。
プリン体を気にしつつも、居酒屋メニューや揚げ物と合わせて、すっきりしたのどごしを楽しみたい方におすすめです。
参考:ドライゼロフリー|アサヒ
3-4 キリン「カラダFREE(カラダフリー)」
キリン「カラダFREE」は、機能性表示食品として「お腹まわりの脂肪を減らす機能」がある点が特徴の、ノンアルコールビールです。
カロリーゼロ、糖類ゼロ、プリン体ゼロのノンアルコールビールであり、爽快なのどごしとすっきりした後味が特徴とされています。
体脂肪やメタボが気になる世代でも気兼ねなく飲みやすく、健康づくりと晩酌を両立させたい方に向いているでしょう。
参考:カラダFREE|キリン
3-5 オリオンビール「クリアフリー」
「クリアフリー」は、沖縄のオリオンビール株式会社が製造しているノンアルコールビールです。
アルコール0.00%に加え、糖質ゼロ、カロリーゼロ、プリン体ゼロの「4つのゼロ」設計で、健康を気にする方にも選びやすい1本です。
伊江島産大麦由来のすっきりした麦のうまみと、苦味を抑えた軽やかな飲み口が特徴で、南国の風景にも似合う、爽快感のある味わいに仕上がっています。
食事中はもちろん、気分転換にも取り入れやすいノンアルコールビールとして楽しめるでしょう。
4. アルコール別|プリン体の含有量を比較

痛風といえば、ビールに含まれるプリン体の影響が大きいイメージがありますが、ビール以外のアルコール飲料に含まれるプリン体量がどの程度なのか、知っている人は少ないようです。
公益財団法人痛風・尿酸財団による分析では、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は、ほぼプリン体を含まず、ビールや発泡酒、日本酒といった醸造酒にプリン体が多いと示されています。
| 種類 | プリン体含有量 |
|---|---|
| 焼酎(25%) | 0.0mg |
| ウイスキー | 0.1mg |
| ワイン | 0.4mg |
| 日本酒 | 1.2mg |
| ビール | 3.3〜6.9mg |
| 地ビール | 5.8〜16.6mg |
プリン体量だけを比べれば、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒が選びやすいでしょう。
地ビールのプリン体量が多いのは、香りやコクを出すために麦芽やホップなどをたっぷり使い、酵母を残した無濾過で仕上げるためです。
ただし、すべての地ビールが高プリン体というわけではなく、原料や製造工程によって差がある点には注意が必要です。
尿酸値が気になる人の場合、アルコールそのものが尿酸値を上げるため、「プリン体が少ないからどれだけ飲んでも安心」とは言えません。
そのため、ノンアルコールで、かつプリン体ゼロのノンアルコールビールを選ぶと良いでしょう。
5. プリン体が気になるときの飲酒の5つのポイント

プリン体や尿酸値を意識する際は、「何を飲むか」と同時に「どう飲むか」「何と一緒に食べるか」が重要なポイントです。
本章では、痛風や高尿酸血症が気になる方が押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
5-1 ノンアルコールビールを選ぶ
尿酸値が高めな方は、通常のビールをノンアルコールビールに置き換えると良いでしょう。
尿酸は、アルコールが肝臓で代謝される時に生成されるため、飲酒量が多い方は尿酸値が上がりやすくなるとされています。
ノンアルコールかつプリン体ゼロの商品であれば、プリン体の摂取量を抑えつつ、ビールに近い風味を味わえるため、日々の晩酌に取り入れやすいでしょう。
ただし、ジュース感覚で何本も飲むとカロリーや甘味料のとり過ぎにつながる場合もあるので、飲み過ぎには注意が必要です。
5-2 蒸留酒を選ぶ
プリン体の含有量だけで見れば、焼酎、ウイスキー、ジンなどの蒸留酒が良いとされています。
蒸留酒は糖質もほぼ含まないため、ビールや甘いカクテルに比べて体重が気になる方にも選びやすいお酒です。
一方でアルコール度数が高く、飲み過ぎると尿酸値を上げるリスクが高まるため、水割り・ソーダ割り・お茶割りなどで薄めつつ、1日の総量を守る飲み方が重要になります。
5-3 レバーや魚介類を避ける
プリン体の多い食品として代表的なのが、レバーなどの動物の内臓、カツオやサンマの干物、エビや白子といった魚介類です。
ビールとセットになりがちな「からすみ・あん肝・白子ポン酢」は、プリン体量が一気に増えやすい組み合わせになります。
量をゼロにする必要はありませんが、「今日はビールを飲むから、内臓系や魚卵は少なめにしておこう」と意識して調整すると、1日のプリン体摂取量を抑えやすくなります。
5-4 野菜中心の食事を心がける
野菜や海藻類、キノコ類には食物繊維が豊富に含まれ、尿酸値や痛風のリスク低下に役立つ可能性があるとされています。
また、ビタミンCを多く含む野菜・果物は尿酸の排泄を助けるとされ、尿酸値対策としてもおすすめです。
飲み会でも「まずサラダや酢の物を1品」「メインは焼き魚や蒸し料理」のように、野菜やヘルシーなおかずを増やす工夫が重要なポイントです。
5-5 調理法を工夫する
同じ食材でも、調理法によってプリン体の摂取量が変わります。
プリン体は水に溶ける性質があるので、「焼く」「炒める」よりも、「ゆでる」「煮る」などの調理法で、2〜3割が食材から溶け出すといわれています。
ただし、煮物料理の煮汁にはプリン体が溶け出しているため、スープなどは飲み過ぎないように注意しましょう。
調理法を工夫するだけでも、脂質やカロリーの摂取量も抑えやすくなるため、体重管理もしやすくなるでしょう。
6. ノンアルコールビールやプリン体に関するよくある疑問

本章では、ノンアルコールビールやプリン体、尿酸値に関してよくある質問をQ&A形式で解説します。
妊娠中や肝臓への影響、酎ハイとの違いなど、気になるポイントをまとめてチェックしてみてください。
妊娠中でもノンアルコールビールを飲んでも大丈夫?
妊娠中はアルコールそのものを避ける必要がありますが、アルコール分0.00%のノンアルコールビールであれば、アルコールの影響を受ける可能性が低いと言われています。
ただし、原材料による影響や体質には個人差があるため、成分表示を確認しつつ、心配な場合は主治医や産婦人科医に相談すると安心です。
妊娠中・授乳中における飲酒の注意点については、以下の関連記事もあわせて参考にしてください。
ノンアルコールビールは肝臓に影響する?
アルコール分0.00%のノンアルコールビールは、アルコールによる肝臓への影響は極めて少ないとされています。
一方で、糖質やカロリーを多く含むカクテルなどを大量に飲むと、肥満や脂肪肝を通じて肝機能に負担をかける可能性があります。
肝臓をケアしたい時は、プリン体だけでなくカロリーや糖質量、1日の本数も意識しつつ、カロリーゼロ・糖質ゼロタイプを上手に取り入れるとよいでしょう。
酎ハイにプリン体は含まれている?
酎ハイのベースとなる焼酎やウォッカなどの蒸留酒は、プリン体が100mlあたり0〜0.1mg程度とごくわずかとされています。
ただし、酎ハイは糖質やカロリーが多く含まれる傾向があり、アルコール度数が高めのタイプも目立ちます。
プリン体と尿酸値の両方をケアする場合は、糖質オフや度数控えめの酎ハイを選びつつ、飲酒量もセーブしましょう。
「ビールはプリン体が多いから痛風になる」は誤解?
ビールにプリン体が比較的多いのは事実ですが、痛風や高尿酸血症のリスクには「食事全体のプリン体量」「肥満・メタボ」「アルコールそのものの量」など複数の要因が絡んでいます。
むしろ、レバーや魚の干物など高プリン体食品を多く食べる習慣、甘いアルコール飲料やおつまみによるカロリー過多が、痛風のリスクを高める要因と考えられています。
ビールを悪者と決めつけるより、飲酒量や頻度をコントロールしつつ、食生活全体のバランスを整えることが大切です。
なぜ痛風や高尿酸血症は男性に多いのか?
痛風は中年男性に多いイメージがありますが、疫学的にも男性の有病率が高いと報告されています。
理由として、男性ホルモンの影響や、女性ホルモンが尿酸排泄を助ける可能性、男性に多い飲酒・肉中心の食生活・メタボといった生活習慣が関係していると考えられています。
女性でも閉経後は尿酸値が上がりやすくなるとされるため、男女問わず、年齢とともに「飲酒量」「体重」「食事内容」を意識することが重要です。
7. まとめ|プリン体ゼロ表記をチェックしてノンアルコールビールを選ぼう
本記事では、ノンアルコールビールに含まれるプリン体の量や、「プリン体ゼロ」表示の仕組み、痛風・尿酸値との関係、ノンアルコールビール5選、飲み方のポイントについて解説しました。
一般的に、ノンアルコールビールは、通常のビールよりプリン体が少なく、「100mlあたり0.5mg未満」であればプリン体ゼロと表示できる商品もあります。
痛風や尿酸値が気になる方は、パッケージの栄養成分表示や「プリン体ゼロ」「プリン体オフ」の記載を確認しつつ、ノンアルコールビールや蒸留酒を上手に取り入れるとよいでしょう。
また、レバーや魚介類など高プリン体食品のとり過ぎを控え、野菜や乳製品、ビタミンCや食物繊維が多い食材を増やす工夫も大切です。
プリン体だけを気にするのではなく、「何をどの程度、どのようなバランスで楽しむか」を意識しながら、自分の体調に合ったお酒との付き合い方を見つけていきましょう。


