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【2026年】おすすめのアルコールチェッカー10選|機能や使用目的ごとに比較!選び方も解説

2023年12月から、白ナンバー車を対象としたアルコールチェッカーを用いた運転前後の酒気帯び確認が義務化されました。

関連記事:『【2026年版】アルコールチェック義務化のポイント総まとめ|対象者・罰則・企業が行う対応手順を解説

この記事を読んでいる方の中には、以下のような悩みを持たれている方も多いでしょう。

「とりあえず安価なアルコールチェッカーを導入した」
「導入時にアルコールチェッカーの機能や精度を比較していない」
「現在使用しているアルコールチェッカーに不満がある」

法令で義務化された以上、今後も継続的にアルコールチェックを続けていかなくてはなりません。

確実に社員と会社を守るために、改めてこの機会にさまざまなアルコールチェッカーを比較してみましょう。

本記事では、おすすめのアルコールチェッカーを使用目的(機能)ごとに3タイプに分けた上で、それぞれ機能や精度などを深掘りして比較した結果を解説します。

1.アルコールチェッカーの選び方とは?専門メーカーが解説

白ナンバー車を業務用で使用する場合でも運転前後のアルコールチェックが義務化となり、アルコール検知器メーカーもここ数年で大幅に増えています。

そんな中、「自社に適したアルコールチェッカーはどのような基準で選定したら良いのか」「安価で簡易的なアルコールチェッカーを導入したが、今後も同じ運用のままで良いのか」など、迷われている方も多いでしょう。

ここでは、アルコールチェッカーの選び方をポイント別に解説します。

【使用目的別】目的や機能で選ぶ

アルコールチェッカーは使用目的や運用方法、重視する機能などが選定のポイントとなります。

たとえば、業務での使用か個人での使用か、といった使用用途や、直行直帰や出張の有無によって据置型と携行型のどちらのアルコールチェッカーを使用するか、もしくはどのように組み合わせて使用するかを選ぶ必要があります。

また、アルコールチェッカーの機能は、走行管理機能がついているものや、位置情報取得機能がついているものなどがあるため、利用シーンにあわせて選ぶことができます。

関連記事:『走行管理システムとは?主な機能や導入するメリット・デメリット・おすすめのシステムを紹介

【タイプ別】据置型・携行型のどちらかで選ぶ

アルコールチェッカーは大きくわけて「据置型」と「携行型」の2タイプに分類でき、主に利用シーンにあわせて使い分けます。それぞれの特徴を確認しましょう。

据置型

事務所に置いて複数名で共用するタイプのアルコールチェッカーで、パソコンやタブレットに接続して使用するものや、レシートで結果が出力されるものが多いです。直行直帰や出張など出先で使用することがなく、内勤者などが一度事務所に出向き社用車に乗り換えて運転を行う場合に向いています。

携行型

持ち運んで使用する小型軽量タイプのアルコールチェッカーです。単体で使用するものやスマートフォンと接続して使用するものが多く、営業など直行直帰や出張で運転頻度が高く、出先でアルコールチェックをする場合に向いています。

 

事業所の状況や、事業形態にあわせてアルコールチェッカーを選択しましょう。

【使用期間】センサーの寿命で選ぶ

アルコールチェッカーのセンサーは使用期限(寿命)が決まっており、使用年数と使用回数それぞれの上限が定められています。

どちらかの上限に達した場合は校正やメンテナンス、またはセンサーの交換が必要となります。

10人以上など大人数で使用する場合は、それに応じて使用回数上限が多いアルコールチェッカーを選ぶ必要があり、逆に1人1台配布をするにもかかわらず、年間何万回も使用できるものはオーバースペックとなってしまいます。

アルコールチェッカーは利用シーンにあわせて選びましょう。

関連記事:『アルコールチェッカーの校正とは?定期的なメンテナンスの重要性

【測定方法】吹きかけ式・ストロー式・マウスピース式から選ぶ

アルコールチェッカーは、本体に息を吹き込み体内のアルコール濃度を測定しますが、吹き込み方法によって精度に大きく差があります。

吹きかけ式

アルコールチェッカー本体に息を吹きかけるタイプです。

付属品が不要で気軽に使用できますが、息以外の外気の影響を受けやすいため精度が低く、検知結果が安定しない傾向があります。

ストロー式

飲料用などの使い捨てストローを使用するタイプで、外気の影響を受けずにアルコールチェッカーに息を吹き込むことができます。

据置型アルコールチェッカーを複数人で共有する場合でも、口をつける部分を毎回使い捨てできるので衛生的ではありますが、ストローを定期的に購入する必要があります。

マウスピース式

アルコールチェッカー専用のストローのような吹き込み口を差して使用するタイプです。

ストロー式と同様にしっかりと息を吹き込めるため、外気の影響を受けにくく、不正防止にも役立ちます。

専用のマウスピースの購入や定期的な洗浄、劣化による交換が必要です。

 

それぞれのメリット、デメリットを把握した上で選択しましょう。

【サービス】メーカーサポートやメンテナンス体制で選ぶ

アルコールチェッカーは導入後にもランニングコストが発生します。

1年〜1年半程度に1回ほどはメンテナンス(校正)が必要なものが一般的です。

また精密機器のため、規定の年数・回数以内であっても使い方などによっては交換が必要になるケースもあります。

アルコールチェックは継続的に運用を続ける必要があるため、購入後のサポート体制も非常に重要です。

故障の際には迅速に対応してくれたり、メンテナンスを一任できるサービスを展開しているメーカーもありますので、比較検討の際には必ず確認しておきましょう。

関連記事:『アルコールチェッカーの校正とは?定期的なメンテナンスの重要性

2.アルコールチェッカーを使用目的(機能)ごとに3つに分類

アルコールチェッカーは大きくわけて3つのタイプに分類できます。

大まかに違いを理解していても、細かい違いについて理解していない方や、違いが不明確なため、費用面だけを重視している方も多いのではないでしょうか?

本章では、それぞれの特徴とメリット・デメリット、3つのタイプごとにどのような企業・業種に向いているか、おすすめの要素もあわせて解説します。

使用目的や企業規模などに応じて、自社に向いているアルコールチェッカーを選定しましょう。

簡易型アルコールチェッカー

簡易型アルコールチェッカーは、検知器単体で使用し、記録機能をもたないタイプです。

比較的安価に家電量販店やホームセンター、ネット通販などで購入できます。

買い切りタイプのため、センサー寿命を迎えたら使用できなくなり、買い換えが必要となります。

多くのアルコールチェッカーは使用開始より1年〜1年半程度、もしくは使用回数の上限(1,000回〜5,000回程度)のどちらかでセンサーの寿命を迎えます。

安価な製品だと5,000円/台程度から購入できます。

購入しやすいことから、主に個人利用に向いており、企業向けには機能やセキュリティ、耐久性など不安な点が残るでしょう。

【手動】OCR撮影に特化したアルコールチェッカー

スマートフォンのアプリと連動し、OCR(光学的文字認識)と呼ばれる技術を用いて、アルコールチェッカーに表示された数値をスマートフォンのカメラでスキャンして読み取るタイプです。

読み取った数値はクラウドやPCへ送信され、データ管理が可能となります。

次に紹介するクラウド管理型と比較すると、アプリ利用料が安価な商品も多く、手軽にPCでデータ管理ができる点が魅力です。

【自動】クラウド管理を目的としたアルコールチェッカー

Bluetoothやケーブルでアルコールチェッカーとスマートフォン(もしくはタブレット)を接続し、測定結果を自動送信するタイプです。

自動送信のため測定した検知結果は自動で管理者へ報告され、不正やなりすましの防止にも役立てることができます。

検知結果だけではなく、検知者の名前や顔写真、位置情報なども自動取得・自動送信できるアルコールチェッカーも多く、記録・管理の手間を大きく軽減できます。

他の2つのタイプと比較するとコストが高額になる製品もありますが、利用する人数が多い企業や、拠点が複数に分かれる企業にはもっとも向いているアルコールチェッカーといえます。

次章では、3タイプそれぞれの「おすすめのアルコールチェッカー」を紹介します。

3.【簡易型】アルコールチェッカーおすすめ3選を比較

まずは簡易型アルコールチェッカーのおすすめ3商品を比較していきます。

  • ・タニタ「EA-100」
  • ・東洋マーク「AC-016」
  • ・ELECOM「HCS-AC03BTWH」

簡易型アルコールチェッカーに大きな差はないように感じるかもしれませんが、センサーの検知精度や持ち運びやすさ、操作性、記録機能の充実度など、それぞれに特徴があります。

安易に「一番安いもの」を選ばず、サポート面なども考慮して比較しましょう。

①タニタ EA-100

タニタの「EA-100」はアルコールチェッカー本体に息を吹きかけるだけで、呼気中のアルコール濃度の測定が可能です。

操作性がシンプルで使いやすく約92gと軽量で小型のため、出先で検知するために鞄に入れて携帯でき便利です。
ストローやマウスピースは使わず、本体に直接息を吹きかけるタイプのため付属品の購入は不要です。

検知回数の上限が1,000回ということと、前回測定した値までしか記録には残らないため法人より個人で測定するのに向いている商品といえます。

測定後、内部にガスが残った場合は、数回振ることで取り除くことができます。

販売実績が豊富で、J-BAC(アルコール検知器協議会)認定商品のため安心して利用できます。

ホワイトとネイビーの2色展開となっています。

対象個人向けタイプ携行型
使用期間1年もしくは1,000回測定方法吹きかけ式
サポート電話・メール
無償修理(規定あり)
J-BAC認定

参考:アルコールチェッカーEA-100|株式会社タニタ

②東洋マーク AC-016

東洋マークの「AC-016」は、測定結果を3段階の電子音で知らせてくれる、ボタンを押すだけで簡単に使用できるアルコールチェッカーです。

重さも45g(電池を除く)と軽くて小さいため持ち運びがしやすく、出勤前の自宅での検知や出先での検知に適しています。

専用のマウスピースが付属しており、しっかりと息を吹き込めるため衛生的です。

センサーは電気化学式を採用しており外気の影響を受けにくいため精度も高く、アルコール以外にはほとんど反応しません。

使用回数の上限が1,000回、またはアルコール検知200回ということから個人で測定するのに向いている商品といえます。

販売開始から15年以上経過しており、EN規格(EUの統一規格)を取得しているため電気的な信頼性、機能面、安全面、衛生面などについても安心できます。

対象個人向けタイプ携行型
使用期間1年もしくは1,000回もしくはアルコール検知200回測定方法マウスピース式
サポート不明J-BAC認定×

参考:AC-016|株式会社東洋マーク製作所

③ELECOM HCS-AC03BTWH

ELECOMの「HCS-AC03BTWH」は、胸ポケットに収まるコンパクトなサイズながら、独自の高精度燃料電池センサーを搭載したアルコールチェッカーです。

息を吹きかけてから約5秒で検知結果を表示し、アルコール検出時にはLEDライトの点灯だけでなくブザー音でも警告する仕組みとなっています。

また、Bluetooth機能による専用アプリ「ALSmart」との連動も可能です。

メールなどで管理者へ結果を共有できるほか、アプリには使用期限がわかるアラート機能もついているため、使用状況の管理にも役立ちます。

さらに、前回と異なる機器を接続した場合にもアプリ側でアラートが鳴るため、近くで複数名が同時に使用した際の誤接続防止にも効果的です。

※その他、他社クラウド(スリーゼロ、AI-contact等)とも連携実績あり

対象個人向けタイプ携行型
使用期間使用期限の範囲内で購入後1年経過または、センサー使用回数が2000回以上になった場合(どちらか早い方)測定方法マウスピース式
サポート不明J-BAC認定

参考:燃料電池式アルコールチェッカー“ALSmart”HCS-AC03BTWH|エレコム株式会社

4.【OCR撮影型】アルコールチェッカーおすすめ3選を比較

次にOCR撮影によって検知結果を読み取るタイプのアルコールチェッカー3商品を比較していきます。

  • ・アイリスオーヤマ「ALPiT」
  • ・AIoTクラウド「スリーゼロ」
  • ・ナビッピドットコム「アルレポ」

さまざまなメーカーのアルコールチェッカーに幅広く対応しているサービスもあれば、専用のアルコールチェッカーを使用するサービスもあります。

すでに導入しているアルコールチェッカーに特に大きな課題や不満がない場合は、その検知器を活用できるサービスだと導入しやすいのではないでしょうか。

機能面はどれも似ているように感じますが、予算や目的、検知精度、サポート面などを比較して導入を検討するようにしましょう。

①アイリスオーヤマ ALPiT

アイリスオーヤマの「ALPiT」は、測定した数値をスマートフォンのカメラ(OCR)で読み取り、クラウドで記録を一元管理できるのが特徴です。

本サービスは、2023年6月より提供を開始しました。

測定結果を読み取った後に顔写真を撮影し、管理画面にデータを保存できます。

万が一アルコール反応が確認されたとしても、即時メールで検知結果が届くので飲酒運転防止につなげることができます。

アルコールチェッカー代込みで月額1,380円(税抜)か、2年一括払いで33,120円(税抜)のどちらかが選べる柔軟性の高い料金プランとなっています。

センサー寿命が近づいたら自動で新しいアルコールチェッカーが届くため、交換時期の管理も不要です。

サポート専門コールセンターも用意されており、不具合発生時の対応や使い方、運用方法の相談にも対応可能です。

最低契約期間は1年からで、2年プランだとよりコストを抑えて導入できます。

対象法人向けタイプ携行型、据置型
使用期間1年もしくは2,000回測定方法吹きかけ式
サポート無償メンテナンス
電話・メール問い合わせあり
J-BAC認定

参考:アルコールチェック クラウド管理サービス「ALPiT」|アイリスオーヤマ株式会社

②AIoTクラウド スリーゼロ

AIoTクラウドの「スリーゼロ」が対応しているアルコールチェッカーは130機種以上あり、その検知器で測定された結果をスマートフォンのカメラ(OCR)で読み取りクラウド上で管理するサービスです。

一部の機種はBluetooth接続に対応しています。

アルコールチェックの結果はスマートフォンで自動読み取りができ、登録も簡単にできます。

すでに購入済みのアルコールチェッカーを活用できる可能性も高く、予算や目的にあわせてアルコールチェッカーを選択できる点がメリットです。

アプリ利用料(アルコールチェッカー料金は別)は月額300円(税抜)〜と始めやすい価格です。

車両予約機能もあり、予約状況からアルコールチェック未実施の運転者を検出できます。また、運転日誌との一元管理も可能です。

万が一アルコール反応が出ても、リアルタイムに実施状況がパソコンやスマートフォンから確認できるので、管理者はすぐに対応できます。

対象法人向けタイプ検知器による
使用期間検知器による測定方法検知器による
サポートHPよりお問合せJ-BAC認定検知器による

参考:アルコールチェック管理サービス『スリーゼロ』|株式会社AIoTクラウド

③ナビッピドットコム アルレポ

ナビッピドットコムの「アルレポ」は、18機種(2025年9月16日時点)のアルコールチェッカーと連携しており、目的や予算に応じて選択することが可能です。

Bluetooth対応のアルコールチェッカーの場合、Bluetoothで測定結果を送信することが可能ですが、Bluetooth非対応の場合はスマートフォンのカメラ(OCR)で読み取る方式です。

息を吹き込んでいる測定中の様子をスマホカメラで撮影し、撮影した画像データも保存可能です。

管理者は管理画面を見ていないときでもスマホから通知を受け取って承認でき、承認後はドライバーに通知が届きます。

アルコール反応が出た際には自動通知することもできます。

アプリ利用料(アルコールチェッカー料金は別)は月額500円(税抜)〜と始めやすい価格です。

最低契約期間は1年間で、最低契約数は5IDからとなっています。

対象法人向けタイプ検知器による
使用期間検知器による測定方法検知器による
サポート不明J-BAC認定検知器による

参考:アルコールチェック管理サービス『アルレポ』|ナビッピドットコム株式会社

5.【クラウド管理型】アルコールチェッカーおすすめ4選を比較

最後にスマートフォンと連携してクラウドへデータ送信・保存するタイプのおすすめアルコールチェッカー4商品を紹介します。

  • ・オートバックス「ALCクラウド」
  • ・NTTコミュニケーションズ「LINKEETH」
  • ・アネストシステム「BSS for ALC」
  • ・PAI-R(パイ・アール)「アルキラーNEX」

アルコールチェッカー本体からクラウドシステムまで1社で一貫して提供しているメーカーもあれば、アルコールチェッカーは検知器メーカー、クラウドシステムは他のシステム会社が提供している場合もあります。

サポート面や料金体系も先に紹介した2タイプと比較して多種多様となっていますので、何を重視しているのか整理した上で比較検討を行いましょう。

①オートバックス ALCクラウド

オートバックス「ALCクラウド」は携帯しやすいスティック型のトライポッドワークス社製のアルコールチェッカーです。

ALCクラウド専用のアルコールチェッカーとなっており、センサーは半導体ガスセンサー式を採用しています。

スマホアプリでBluetooth接続を行い検知するタイプです。検知の際には専用のマウスピース(ストロー)を使用します。

測定終了と同時に測定者を撮影し、乗務日や点呼方式、車両情報を入力後、送信ボタンを押すとデータをサーバーに保存できます。

異常値を検知した場合は、設定した管理者に自動通知されます。

本体価格は11,000円(税抜)/本、月額の利用料金は800円(税抜)/IDとなっています。

1年もしくは検知回数2,000回のどちらか早いほうで、本体の買い替えが必要になります。最低契約期間は1年からです。

参考:クラウド型遠隔アルコールチェッカー | ALCクラウド|トライポッドワークス株式会社

②NTTコミュニケーションズ LINKEETH

NTTコミュニケーションズが提供しているLINKEETH(リンキース)は、アルコール以外の成分に反応しにくい「電気化学式センサー」を採用した、精度の高いクラウド管理システムです。

測定に使用する検知器は小型で持ち運びに適しており、外出先でも場所を選ばず測定できます。

アプリを起動して本体とBluetooth接続し、息を吹き込むだけのシンプルな手順で完了するため、ドライバーの作業負担を最小限に抑えられます。

大きな特徴は、Bluetoothに対応していない既存の検知器も活用できる点です。

測定結果をアプリへ手入力することでデータをクラウドに集約できるため、すでに所有している検知器をムダにせず、一元管理を始めたい企業に適しています。

万が一アルコールを検知した際は、管理者へ即座にアラートメールが届くため、リアルタイムでの状況把握が可能です。

拠点ごとの初期登録費用がかからず、1アカウントから利用できるプランがあるなど、導入コストを抑えやすい料金体系も魅力と言えます。

参考:LINKEETH クラウド型アルコールチェックサービス|エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

③アネストシステム BSS for ALC

アネストシステムの「BSS for ALC」は、据置型で事務所用が1種類、携行型で出先用のスマホBluetooth連携タイプなどを取りそろえたアルコールチェック管理サービスです。

大きな特徴は、運用方法や規模に合わせて「Light」から「Advance」まで4つの料金プランから選べる点でしょう。

料金体系は、出先用の場合で初期費用0円〜35,000円(税抜)、月額費用は0円〜2,700円(税抜)と幅広く用意されています(事務所用の場合は、初期費用0円〜79,900円(税抜)、月額費用1,400円〜2,900円(税抜))。

企業の運用ニーズや予算に合わせて柔軟にプランを選択できるのが特徴です。

参考:【BSS for ALC】アルコールチェック管理支援システム|株式会社アネストシステム

④PAI-R(パイ・アール) アルキラーNEX

パイ・アールの「アルキラーNEX」は、スマートフォンとBluetoothで連動し、場所を選ばず検査が可能なクラウド型アルコールチェッカーです。

センサーには高精度な電気化学式(燃料電池式)を採用しており、専用マウスピースへの吹き込みと連動して圧力センサーが作動するため、高い検知精度と不正防止を両立しています。

検知時は、アプリの顔認証機能によって検知者を自動識別し、点呼方式や位置情報、日時などのデータとともにクラウドへ自動送信されます。

万が一アルコール反応が出た場合には、管理者へ即時にメールもしくはチャットでアラート通知が届く仕組みとなっています。

また、ランニングコストの観点でも大きなメリットがあります。

通常、運用中に発生しがちな「カートリッジ交換費用(本体交換費用)」「センサー洗浄費用」「故障修理費用」が月額プランに含まれているため、追加コストを気にする必要がなく、さらに管理者の業務負担も軽減できます。

多くの外部システム(勤怠・車両管理・キーボックス等)と連携できる拡張性の高さに加え、予期せぬ出費を抑えて計画的な予算管理ができる点も、長く選ばれ続けている理由です。

参考:アプリで簡単操作が可能なクラウド型アルコールチェッカー「アルキラーNEX」|株式会社パイ・アール

 

他にも、アルコールチェッカーがどこで買えるのかを解説した記事もあります。ぜひ参考にしてください。

関連記事:『アルコールチェッカーはどこで買える?市販(コンビニ・ホームセンター)やメーカーなどおすすめ購入先も紹介

6.【選び方】おすすめのアルコールチェッカー10選を徹底比較

前述したおすすめのアルコールチェッカー全10製品について、主な仕様と特徴を比較表にまとめました。

各製品の機能差やメリット・デメリットに加え、初期費用だけでなく毎年の校正(メンテナンス)費用やサポート体制といった比較検討に欠かせない要素も一覧で確認できます。

最終的な選定にあたっては、候補製品の無料トライアル活用をおすすめします。(実施可能な製品に限る)
Webサイト上の情報だけでは把握しきれない実際の操作感や検知精度、メーカーの対応品質などを、導入前に実機で確かめることが可能です。

基本情報 種類 簡易型 簡易型+OCR撮影 クラウド管理型
概要 アルコールチェッカー単体で使用し数値を測定する機械。
基本的に記録機能はなく、別途手書きやエクセルなどに記録が必要。
簡易型アルコールチェッカーで測定された数値をOCR(光学文字認識)にて読みとり、データを記録する。
自身で読み取る手間が発生する。
アルコールチェッカーで測定した数値をBluetoothなどでスマホアプリに接続し、クラウドへ送信する仕組み。
確実に正しい数値が送信でき、手間は削減。
社名 タニタ 東洋マーク ELECOM アイリスオーヤマ AIoTクラウド ナビッピドットコム オートバックス NTTコミュニケーションズ アネストシステム パイ・アール
型番 EA-100 AC-016 HCS-AC03BTWH

NEX-E、NEX-C
サービス名

ALPiT スリーゼロ アルレポ ALCクラウド LINKEETH BSS for ALC アルキラーNEX
価格(税抜) 本体価格 5,000円~20,000円/台程度 5,000円~20,000円/台程度 8,000円~25,000円/台程度
ランニング費用 0円
※メンテナンス時の機器購入費が必要
300円~1,000円程度 660円~1,200円程度
校正(メンテナンス)費用 機器再購入 機器(リビルド品)再購入 機器再購入 0円 検知器による(基本は機器再購入) 検知器による(基本は機器再購入) 11,000円 20,000円
(参考価格)
検知器による(基本はセンサー交換) 0円
サービス 校正(メンテナンス)頻度 1年または1,000回 1年または1,000回またはアルコール検知200回 1年または2,000回 1年または2,000回 検知器による 検知器による 2,000回 1年半または10,000回 1年または機器ごとの上限検知回数に達した時 NEX-E:2年もしくは2,000回、NEX-C:1年もしくは10,000回
サポート体制 電話、メール、無償修理(規定あり) 特に記載なし 特に記載なし 電話、メール、無償メンテナンス HPより問い合わせ 特に記載なし サポートセンター(電話)

サポートデスク(電話)、保守、マニュアルあり

サポートセンター(電話)

サポート窓口(電話、メール)、無償修理・無償メンテナンス(規定あり)

サービス開始時期
2017年

2009年

不明 2023年 2022年 2022年 2021年

旧docoですcar:2001年、アルコールチェックサービス:2015年

2022年

2010年

機能 基本機能 アルコール
数値測定

データ記録・保存機能

前回値まで保存可能

×

スマホアプリと接続すれば記録可能

不正防止 なりすまし
防止

×

×

×

×

ただし据置タイプは○

×

写真撮影

写真撮影

写真撮影

顔認証+
写真撮影

顔認証+
写真撮影

検知器認証

×

×

×

×

×

×

×

×

×

検知忘れ
防止
検知漏れ
リマインド

×

×

×

×

×

×

オプション 車両管理

×

×

×

×

×

※上記は2026年1月時点の内容です

比較した10商品のアルコールチェッカーは以下のとおりです。

  • ・株式会社タニタ「EA-100」
  • ・株式会社東洋マーク製作所「AC-016」
  • ・エレコム株式会社「HCS-AC03BTWH」
  • ・アイリスオーヤマ株式会社「ALPiT」
  • ・株式会社AIoTクラウド「スリーゼロ」
  • ・ナビッピドットコム株式会社「アルレポ」
  • ・トライポッドワークス株式会社「ALCクラウド」
  • ・エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社「LINKEETH」
  • ・株式会社アネストシステム「BSS for ALC」
  • ・株式会社パイ・アール「アルキラーNEX」

アルコールチェッカーを「価格」で選ぶ考え方

アルコールチェッカーの価格帯は幅広く、5,000円前後の手軽なモデルから、30,000円を超える高機能なモデルまで存在します。

この価格差は、主に「センサーの精度」と「機能性」に現れます。

一般的に高価なモデルほど、アルコール以外のガス(食事や口臭など)への誤反応が少なく、呼気の吹き込み不足を検知する圧力センサーを備えるなど、不正やミスを防ぐ仕組みが整っています。

初めて導入する際は「まずは安価なものを」と考えがちですが、精度の低い機器は誤検知による再検査の手間や、現場の混乱を招く原因となりかねません。

導入コストだけでなく、運用時の信頼性も考慮し、デモ機などで実際の精度を確かめた上で、価格と性能のバランスを見極めることが重要です。

アルコールチェッカーを「サービス・サポート」で選ぶ考え方

アルコールチェックは、法令で義務化された以上、長期にわたって継続しなければならない重要な業務です。

たとえ機器が安価で多機能であっても、万が一の故障やトラブルへの対応が不十分であれば、日々の運行業務に支障をきたしかねません。

比較検討の際は、価格だけでなく、導入後の運用を支えるサービス・サポート体制まで確認することが重要です。

具体的には、故障時の無償修理や代替機の即日貸し出し、電話・メールでの問い合わせ窓口の有無などがチェックポイントです。

また、忘れがちな毎年のセンサー校正(メンテナンス)を自動で管理・実施してくれるメーカーであれば、管理者の負担を大幅に軽減できるでしょう。

アルコールチェッカーを「機能」で選ぶ考え方

アルコールチェッカーを選ぶ際に一番重視したいのはやはり機能面です。

比較する上で外せない機能は何か、社内で方針を固めてから検討するようにしましょう。

機能面で重視したいポイントはまず「操作性」です。実際に毎日利用する運転手がいかに短時間でストレスなくアルコールチェックできるかはとても大切です。

ほかにも、車両管理や免許証の期限切れ・不携帯防止、運転日報との連動などアルコールチェックだけではなく、他にもしなければならない業務とまとめて管理できる機能があれば、運転者も管理者も負担を軽減できます。

また、欠かせない機能がなりすましや不正防止機能です。直行直帰や遠隔地での測定において、「なりすまし」のリスクは無視できません。

測定時の顔写真撮影やAIによる顔認証、GPSによる位置情報取得といった厳格な本人確認機能を備えた製品を選ぶことで、不正を防ぎ、確実な法令遵守体制を構築できます。

昨今、行政処分の対象として問題視されている「不適切点呼」の防止にも直結しますので、リスクや対策について詳しく知りたい方は以下の関連記事もあわせてご確認ください。

関連記事:『「不適切点呼」とは?点呼未実施との違いや罰則・違反事例をわかりやすく解説

7.パイ・アールがおすすめするアルコールチェッカー5商品

先ほど紹介した10商品の中から、さらにパイ・アールがおすすめするアルコールチェッカー5商品を紹介します。

ここで紹介する商品は

  • ・アルコールチェッカーのセンサー精度
  • ・検知結果の正確さ(不正やなりすまし防止の充実度)
  • ・利用者、管理者双方にとって負担の少ないもの
  • ・サポートや保守の充実度

といった点を総合的に見て選定しています。

アルコールチェッカー選びに迷っている場合はぜひ参考にしてください。

①PAI-R(パイ・アール) アルキラーNEX

アルキラーはサービス開始以来、長年の運用実績を持つクラウド型アルコールチェッカーです。

高精度のセンサーと充実した「なりすまし・不正防止機能」を備えており、コンプライアンスを重視する多くの企業に採用されています。

大きな特徴は、開発から運営までを自社で一貫して行っている点です。

ユーザーの要望に合わせたアップデートや機能改善がスピーディーに行われるため、常に最新の使いやすさを提供し続けられる点が強みです。

また、毎年のメンテナンス(センサー交換など)はメーカー側で管理・自動送付する仕組みとなっているため、管理者の手間がかかりません。

拠点数や従業員数が多い大手企業での導入実績も豊富で、大規模な運用にも適した一台です。

②NTTコミュニケーションズ LINKEETH

LINKEETHは、Bluetooth非対応のものでも手入力で検知結果を記録できるため、まずは手軽にクラウド管理を始めたい企業におすすめです。

料金体系もシンプルで、アプリやシステムにかかる費用を抑えることができます。

ドライブレコーダーも平行して利用すれば、走行履歴とアルコールチェック結果の連携が可能です。

一元的に管理できるため管理者の負担を軽減でき、サポートデスクや保守も充実している点がおすすめです。

③オートバックス ALCクラウド

ALCクラウドは、Bluetooth接続タイプで小型で持ち運びしやすいアルコールチェッカーのため、遠隔地で検知する直行直帰や出張の多い業種・職種に向いている製品です。

使い方も料金体系もシンプルで、初めてクラウド型を導入する企業でも分かりやすい点がおすすめの理由です。

一般的に使用期限に達したアルコールチェッカーは、新たに購入して交換しますが、本検知器は比較的安価で続けやすい料金体系となっています。

検知結果は数値ではなくライトで判別する点が特徴です。

④アネストシステム BSS for ALC

BSS for ALCは、据置型と携行型の両方をラインナップしており、利用する部署や使い方にあわせて導入できます。

走行記録や運転日報、出退勤管理もあわせて管理ができ、車両に関するさまざまな管理項目を一元管理したい企業に向いています。

また月額費用にセンサー交換の費用が含まれており、交換時には自動でメンテナンス品が送付されるため、検知器交換の手間や費用を削減できます。

サポートデスクもあり、不明なことは気軽に問い合わせが可能です。

⑤AIoTクラウド スリーゼロ

スリーゼロは、一部の機種はBluetooth接続にも対応していますが、OCR読み取りタイプと連携している機種が圧倒的に多く、すでに利用しているアルコールチェッカーを活用できる点が最大のメリットです。

アプリ利用料も安価で初めてアルコールチェッカーを使用する企業にとっては手軽に始めやすい点がおすすめの理由です。

車両予約や運転日報との一元管理も可能で、記入や確認の手間を軽減することができます。

8.【Q&A】アルコールチェッカー専門メーカーが答える!よくある質問

ここからはアルコールチェッカーに関してよくある質問を、クラウド管理型アルコールチェッカーを提供している株式会社パイ・アールが回答します。

日常的に使っているものの、聞かれると分からない、といったことも多くありますので、正しい知識を身につけましょう。

  • なぜ息を吐くだけでアルコール量がわかるの?

    血液中に溶け込んだアルコールが肺で気化して、吐く息と一緒に体の外へ出てくるからです。

    アルコールを摂取すると、飲んだ量の20%程度は胃から、残りは小腸上部から約1〜2時間でほぼすべて吸収されます。

    吸収されたアルコールは肝臓で分解され、分解しきれなかったアルコールは血液とともに全身をめぐり、再び肝臓に戻って分解が行われます。

    血液とともに全身をめぐり、肺に辿りついたアルコールの一部が呼気として排出されるため、呼気中にもアルコールが含まれます。

    アルコールチェッカーに搭載されているガスセンサーが、呼気に含まれるアルコール量を測定し、数値や色、音などによってアルコールの有無を表示します。

    関連記事:『アルコールチェッカーって鼻息でも測れる?呼気測定の疑問を徹底解説

  • 市販のアルコールチェッカーは選ばない方がいい?

    個人利用の場合は問題ありませんが、企業で運用する場合は注意が必要です。

    市販のアルコールチェッカーは種類が非常に豊富ですがその分、質もピンキリですので、慎重に検討する必要があります。

    中には検知精度が高く、質の良いアルコールチェッカーもありますが、極端に安価なものや、ネットで購入する際は不安な点が残ります。

    例えば、実際はアルコールを含んでいるにもかかわらず検知結果が「0」と表示されてしまった場合、使用者はその検知結果をそのまま信用してしまう可能性が高いでしょう。

    アルコールチェッカーの選定は、法令遵守に関わる重要な確認作業ですので、重視するポイントや運用方法などを考慮してから選ぶようにしましょう。

    関連記事:『アルコールチェッカーはどこで買える?市販(コンビニ・ホームセンター)やメーカーなどおすすめ購入先も紹介

  • 使うアルコールチェッカーが違えば数値も違うの?

    使用するアルコールチェッカーが違えば検知結果も違うことがあります。

    アルコールチェッカーは、呼気中のアルコール濃度を測定することができる便利なツールですが、飲酒の有無を100%正しく測定できるわけではありません。

    アルコールチェッカーによってセンサーの種類が違っていたりセンサーの検知精度に差がある場合もあります。

    また、使用期限が切れている場合は正しく測定できない場合もあります。

    そのため、頻繁に利用するアルコールチェッカーは1週間に1度、正常に作動するかどうかを確認し、正しくアルコールの有無が測定できるように管理しておきましょう。

    関連記事:『アルコールチェッカーの数値|酒気帯び運転の基準値や罰則、注意点について解説

  • アルコールはどのくらいの時間で身体から抜けるの?

    1単位(純アルコール量に換算して20g)のアルコールが抜けるまでの目安時間は、体重60kgの方で4時間ほどかかると言われています。

    1単位のアルコールとは、アルコール度数5%のビールであれば500ml(ロング缶1本)程度に相当します。
    1〜2時間程度で「アルコールが抜けた」と感じる方もいるかもしれませんが、実際に数値を測定するとアルコールが残っているケースは多いでしょう。

    また、睡眠をとっている間は分解速度が1/2程度になると言われており、アルコールが抜けるまでにより多くの時間を要します。
    「寝れば大丈夫」と勘違いしている方も多いですが、アルコールが抜ける時間を把握し、運転時には必ずアルコールチェッカーで測定しましょう。

    関連記事:『アルコールが抜ける時間は?分解時間の計算方法|飲酒後の運転は何時間後から大丈夫?

  • アルコールチェックはいつ義務化されたの?

    2023年12月より、アルコールチェッカーを用いた酒気帯び確認が完全に義務化されました。

    あらたに対象となったのは、社用車(白ナンバー車)を5台以上、もしくは定員11人以上の車両を1台以上保有している事業者です。

    運転前後のタイミングで、安全運転管理者が運転者の顔色や声の調子を目視で確認することに加え、アルコールチェッカーによる測定が必須となっています。

    注意すべき点は「アルコールチェッカーで測れば終わり」ではないことです。

    確認結果は1年間の保存義務があり、記録すべき内容は確認者名や確認方法、測定日時など全8項目に及びます。

    アルコールチェッカーの導入と合わせて、こうした記録業務をどう運用するかも重要なポイントです。

    関連記事:『アルコールチェック義務化のポイント総まとめ|対象者・罰則・企業が行う対応手順を解説

    参考:セルフチェック|福岡県警察飲酒運転撲滅サイト

9.まとめ|アルコールチェッカーは機能や精度などで会社に合うものを取り入れる

アルコールチェッカーにはさまざまな種類があり、それぞれ機能や精度、価格、運用方法が異なります。

そのため、選定する際にはまず自社の運用イメージを明確にし、必要な機能や精度、重視すべきサービスを整理することが重要です。

たとえば、運転者が多い企業であれば、データ管理がしやすいクラウド型を選ぶのが効率的で、個人使用なら安価でシンプルな簡易型も選択肢になります。

また、なりすまし防止のために顔認証機能や位置情報取得機能が必要かなど、企業ごとのリスク管理に応じた機能も考慮すべきでしょう。

「とりあえず検知できればいい」と安易に選ぶのではなく、センサーの検知精度が高く、測定結果を正確に記録できるものを選ぶことが大切です。

導入後のメンテナンス体制やメーカーのサポート充実度も確認し、継続的に運用しやすいアルコールチェッカーを選びましょう。

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この記事の執筆者

株式会社パイ・アールPAI-R Co., Ltd.

安心・安全な交通社会の実現へ向けてさまざまな課題や解決を探求している 株式会社パイ・アール は、アルコールチェックをはじめドライバーの安全管理や業務管理にまつわるさまざまなお役立ち情報を発信しています。

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