山田運送株式会社様

会社名
山田運送株式会社
事業内容
一般貨物自動車運送事業(企業間取引が中心)
ご利用コンテンツ
アルキラーNEX、ビデオ点呼機能
ご利用開始
2016年4月〜

「柔軟に応える」が強み。ばらばらの勤務時間でも安全教育を全員に

⸺ 御社の事業内容やPRポイント、安全確保のための取り組みを教えてください。

当社は企業間取引(BtoB)が基本で、中型・大型トラックによる長距離輸送が昔からの主力です。大きな倉庫に集まった荷物を、関東から関西・九州などの拠点へ運ぶ幹線輸送を担っています。

そのほか、大阪から愛知あたりまでを日帰りで回る地域配送や、郵便物・通販商品の拠点間輸送も手がけています。今年4月からは、ワンボックス車でポストを回って郵便物を回収し、郵便局へ届ける業務も始めました。米や自動車部品、本社倉庫で保管するネジなどの配送、保冷車での温度管理が必要な輸送にも対応しています。

安全面では、研修や指導に力を入れています。長距離輸送が中心のため、ドライバーの出勤時間は4時、16時、19時、深夜2時、朝9時と本当にばらばらです。全員を会議室に集めて研修することが難しく、何もしなければ教育もルールもばらついてしまいます。だからこそ、全員に同じ水準の教育が届くようにしています。

各営業所の工夫は生かしつつ、最低限の部分は全社できっちりやる。そうして全員が同じ方向を向けるようにしています。

導入前:簡易型検知器の管理負担と、拠点拡大で足りなくなった運行管理者

⸺ ビデオ点呼導入前の点呼体制と、以前のアルコールチェックの管理方法を教えてください。

点呼の基本は今も昔も変わらず、営業所に出勤したときに置き型の検知器で対面点呼を行います。長距離運行は1泊2日が中心で、出先では電話点呼です。

アルキラー導入前は、簡易型のアルコール検知器をドライバーに渡し、「数値が0の画面を写真で撮って送って」という運用でした。それでは「ずっと同じ画像じゃないか」という疑いも生まれます。アルキラーは測定結果がその場で通知されるので、そこが大きく変わりました。

⸺ どのような課題があり、検討を始めたのでしょうか。

簡易型は、交換時期の管理も調達も自分たちでやらなければなりません。当社では約150~160名が携帯型の検知器を持っており、それを自力で「そろそろ1年経つから交換しよう」と管理するのは大変です。人数も営業所も増えてくると機種もばらばらになり、「これ、本当に正しく測れているのか」と疑う場面も出てきます。それならどこかと契約して一括で管理した方がいい、という経緯でアルキラーを採用しました。

ビデオ点呼を検討したきっかけは、人手不足です。営業所の開設が続いた時期で、運行管理者はドライバー以上に確保が難しい状況でした。当社は基本的に24時間365日動いており、営業所が閉まっている時間でもドライバーは走っています。本社には夜間も管理者が2~3人いて体制が整っていますが、新しい営業所で最初から深夜の体制まで用意するのは厳しい。そこで、本社など24時間体制がある拠点に夜間の点呼を任せられればと考えました。

⸺ ビデオ点呼の検討を進めるなかで、どのような課題がありましたか。

当初は遠隔での点呼に関する法令上のルール自体が定まっていませんでしたが、ルールが明確になり各社がサービスを出し始めた後も、気になる点が2つありました。

  1. 機材が増える:別会社のサービスを使うと、そのシステムに対応した検知器への入れ替えが必要になるかもしれない。
  2. トラブル時に現場で対応できない:多くのサービスは事務所にパソコンとカメラを置く形です。無人で運用していてパソコンがフリーズしたり、カメラが映らなかったりしたら、現場では対処できないと考えていました。

コストはもちろんですが、ドライバーが無理なく使えるか、何か起きたときに現場で対応できるかを重視していました。

選定の決め手:新しい機材が一切いらない。スマホだから現場で直せる

⸺ 遠隔点呼をするにあたりアルキラーNEXのビデオ点呼機能を選んだ決め手を教えてください。

アルキラーが遠隔点呼に対応してくれたら一番いい、とずっと思っていました。ちょうど営業所が増えるタイミングで対応が始まったと知り、懸念がすべて解消しました。

決め手は大きく3つです。

  1. 新しい機材を一切増やさなくていい:初回導入では、手持ちのアルキラーと会社支給のスマホをそのままセッティングしただけで、パソコンもカメラも不要でした。営業所側で点呼を受ける端末も、いつも使っているスマホです。
  2. トラブルの解決が楽:スマホはみんな使い慣れています。何かあっても「1回再起動してみて」「アプリを入れ直してみて」と電話で伝えれば、基本的に対処できます。

⸺ 他社製品とも比較されましたか。

説明会やパンフレットで他社のサービスも見ましたが、多くはパソコンを使う形でした。仮に同じような便利さがあったとしても、最後は月額コストと保守の話になります。私が調べた範囲では、その点でアルキラーの方に魅力がありました。

他社の買い切り型を調べると、価格が高いか、保守があまりない。保守があっても、こちらから申し込む形が多く自動メンテナンスで対応してくれるのはパイ・アールだけでした。アルキラーは月額制ですが、コスト自体はどちらかといえば安く、そのうえで定期的にきっちりメンテナンスが入ります。これが一番大きいです。

現在の運用:管理者がいない時間の「対面」をビデオ点呼に置き換え

⸺ 現在の点呼の運用フローを教えてください。

点呼は「対面」「電話」「ビデオ」の3種類で、ルールは従来とほぼ変えていません。

場面点呼の方法
営業所での乗務前後(管理者がいる時間)対面点呼
営業所での乗務前後(管理者がいない時間)ビデオ点呼(本社など他拠点の運行管理者が実施)
長距離運行中の出先(中間点呼など)電話点呼

変わったのは、営業所に来たときに「人がいるからそのまま対面でやる」か「人がいないからビデオでやる」かだけです。

⸺ 検知データや点呼記録は、どのように確認していますか。

完全にリアルタイムです。「いつの間にか終わっていた」ではなく、終わったら報告するのがルールです。弊社ではビデオ点呼の前にはドライバーから1本連絡をもらい、管理者が入って実施します。電話点呼に「顔が見える」が加わったくらいの感覚で移行できました。

記録はブラウザで確認できるので、事務所以外からでも見られるようになり、確認作業も楽になりました。

導入効果:運行管理者の確保課題は「100%解消」、運行指示書も激減

⸺ ビデオ点呼機能の導入で、課題はどのくらい改善しましたか。

100%解消されたと言っていいと思います。導入の一番の理由は、24時間365日をカバーする運行管理者の確保でした。特に深夜帯は人を確保しづらいのですが、その問題がなくなりました。

24時間動く拠点を回すには、運行管理者が1拠点あたり最低でも2~3人は必要です。走行中に何かあったときに連絡を受ける人も欠かせません。この課題は新設拠点を中心に4拠点ほどで抱えており、シフト調整にも苦労していました。それが今ではすべて解消しています。

⸺ 運行管理者の業務や勤務体制はどう変わりましたか。

変化は大きく2つです。

  1. 運行指示書が激減:ビデオ点呼は対面点呼として扱われます。以前は、少人数の営業所を中心に、管理者の不在に備えて「対面できるかわからないから、とりあえず作っておこう」ということもありました。導入後は、所属営業所に管理者がいない時間帯でも、他拠点からビデオで点呼ができるため、運行指示書の作成を減らせます。現在は電話点呼と併用しているため、運行指示書が必要な運行もありますが、現場からも実際に作成する枚数が大幅に減ったという声が上がっています。
  2. 深夜のシフトに無理に人を置かなくてよい:たとえば19時以降は本社で引き受ける、といった運用ができます。退職者が出て後任が見つからないときの「どうしよう」がなくなりました。昔は昼から夜中まで勤務をずらして対応していたこともありましたが、今はより時代に合った働き方ができています。

ドライバーとのコミュニケーションにも変化がありました。電話では何度も話していた相手と、ビデオ点呼で初めて顔を合わせ、お互いを認識するきっかけになった人もいます。電話だけで済ませて出発するより、顔を見てから出発する方が、心理的にも安心できるはずです。

⸺ アルキラーNEXの便利な点や、他社にない魅力を教えてください。

基本機能はどこも最低限クリアしていると思います。特に差が出るのは、何かあったときにどんなサポートが受けられ、どこまで相談できるかです。

アルキラーは、問題が起きそうなときに先回りして連絡をくれるので、こちらも次の手を打ちやすい。大きすぎる会社では、ここまでのフットワークはなかなかないと思います。アップデートの速さもありがたいです。

今後について:「人と人」の点呼を大切にしながら

⸺ 今後の点呼の自動化についてどのように考えてますか。

完全な自動点呼には、今のところ慎重です。画面越しでも、顔が見えるのと見えないのとではやはり違います。出勤したらロボットだけがいる状態になると、ドライバーの会社への帰属意識や「会社に出勤している」という感覚が薄れてしまう。人と人がちゃんと向き合う点呼が理想だと考えています。

⸺ 同業の運送事業者様におすすめするとしたら、どのような点でしょうか。

コストと保守性です。当社が使い続けている一番の理由でもあります。月額料金の中で、何もしなくても定期的に新しい検知器に交換されていく。他社では更新のたびに費用がかかり、そのたびに社内で稟議を上げる手間もあります。

アルコールチェックで一番避けたいのは、飲んでいるのに「0」と出ることです。交換を先延ばしにして精度が落ちた機器が混じれば、「うちの検知器はちゃんと測れない」と思われ、指導する側も指導できなくなります。最低限の設備インフラとして、きちんと信頼できるものを置いておきたい。コストと精度の面で、アルキラーNEXは同業の方にもおすすめできます。

製品情報

アルコールチェッカー

アルキラー NEX

アルコール検知器と端末をBluetooth接続すれば、アプリで簡単、確実、スピーディーにアルコールチェックが可能。瞬時にデータをブラウザで確認できるため、法令遵守の現場と管理者の負担を軽減。

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アルキラーNEXの検知器と管理画面