【今更聞けない】車検とは?検査内容や法定点検との違い・費用・有効期間・車検切れの罰則を解説
「車検」という言葉は馴染みがあっても、整備内容や検査項目について、自信を持って説明できる方は意外と少ないのではないでしょうか?
そもそも車検とは、車が国の定めた安全基準を満たしているかを、定期的に確認するための検査です。
自動車ユーザーは、新車登録後3年と、その後2年ごとの実施が義務付けられていますが、「毎回ディーラーに任せきりで、よく分からない…」という方も意外と多いようです。
そこで本記事では、今さら聞けない車検の検査内容や有効期間、費用相場などの基礎知識について分かりやすく解説します。
車検切れで運転した場合の罰則や、車検に関するよくある質問についても紹介するので、大切な愛車を長く乗るための参考にしてください。
目次 / この記事でわかること
1. そもそも「車検」とは?検査項目と定期点検との違い

車検は、事故防止や整備不良車の排除などを目的に、定期的な実施が義務付けられている検査制度です。
車検の受け方は2種類あり、自分で整備を行い、運輸支局に車を持ち込んで車検を受ける「ユーザー車検」と、ディーラーや車検専門店などの「指定工場」に、整備から検査までを依頼する方法があります。
車検は、安全な交通環境を維持するために必要な制度ですが、具体的な整備内容や検査項目などを知らない人は少なくありません。
また、定期点検と混同しやすく、違いや役割を理解しておくことが大切です。
そこで本章では、車検制度や検査内容、定期点検との違いについて解説します。
1-1 車検とは?
車検は一般的に、道路運送車両法に基づく「継続検査」を指します。制度全体は「自動車検査登録制度」として運用され、車が保安基準等に適合しているかを定期的に確認します。
国が定めた保安基準や排ガス基準を満たしているかを確認するために必要な検査であり、走行中の故障や排出ガス量の増加、燃料の浪費などのトラブルを未然に防ぐことができます。
自家用車の場合、新車登録から3年、その後は2年ごとに車検が義務付けられており、車検に通らなければ公道を走行できません。
自動車を常に良好な状態で運転するために、ユーザーは責任を持って管理することが求められます。
1-2 車検で実施される検査内容
車検では大きく分けて8つの項目がチェックされます。
ユーザー車検を実施する場合は、ドライバー本人が、検査場の専用装置の上を運転する必要があります。
ディーラーやカー用品店などの指定工場に依頼する場合は、運転する必要はありません。
| 検査名 | 検査対象 |
|---|---|
| ①同一性の確認 | 車台番号/原動機型式/番号欄/種別/用途/車体の形状 |
| ②外観検査 | 車わく・車体/保安装置/走行装置/乗車装置/灯火器類/原動機/電気装置/操縦装置 |
| ③サイドスリップ検査 | かじ取車輪横すべり量 |
| ④スピードメーター検査 | 速度計誤差 |
| ⑤ヘッドライト検査 | 照射光度/向き |
| ⑥ブレーキ検査 | 制動力測定 |
| ⑦排気ガス検査 | 一酸化炭素/炭化水素 |
| ⑧下回り検査 | かじ取装置/緩衝装置/制御装置/原動機/動力伝達装置/車わく・車体/排気ガス発散防止装置/燃料装置/電気装置/走行装置 |
「①同一性の確認」で、持ち込まれた車と車検証の内容が一致しているかが確認され、「②外観検査」で、ブレーキランプやウインカー、タイヤの摩耗や亀裂、シートベルトの破損などがチェックされます。
その後、テスターと呼ばれる大きな専用装置に車を移動させ、「③サイドスリップ検査」「④スピードメーター検査」「⑤ヘッドライト検査」「⑥ブレーキ検査」「⑦排気ガス検査」がライン上で順番に実施されます。
専用装置での検査の順番は検査場によって異なるため、検査内容を知りたい方は、各運輸支局や軽自動車検査協会の公式サイトで確認してみてください。
専用装置による検査が終了したら、「⑧下回り検査」で検査台に車を載せて、下からオイル漏れや各種ボルトの緩みなどがチェックされます。
最終的に、書類審査と総合判定が下され、車検の合否が決まります。
1-3 車検と定期点検との違い
車検と定期点検は、どちらも道路運送車両法に基づいて、実施が義務付けられています。
車検は、国が定めた保安基準や排ガス基準を満たしているかを、2年ごと(新車登録から初回の検査は3年)に確認する検査です。※自家用車の場合
車検に通らないと公道を走れず、有効期限も厳格に定められています。
一方、定期点検は、1年ごと・2年ごとの実施が義務付けられているものの、多くのユーザーは2年ごとに車検と一緒に定期点検を済ませる傾向にあります。
事業用車両(緑・黒ナンバー)が定期点検を実施しなかった場合、法令上の義務・監督・違反時の罰則規定があるので注意しましょう。
2. 車種別|車検の有効期間

車検の有効期間は、車種によって異なります。
| 車種 | 分類 | 初回 | 2回目以降 |
|---|---|---|---|
| 旅客運送事業用自動車(バス、タクシー) | – | 1年 | 1年 |
| 貨物車 | 車両総重量8t以上の貨物自動車 | 1年 | 1年 |
| 車両総重量8t未満の貨物自動車 | 2年 | 1年 | |
| 国土交通省令で定める自家用自動車 | 乗車定員11人以上の自動車(バス) | 1年 | 1年 |
| 幼児専用車(乗車定員10人以下のスクールバス) | 1年 | 1年 | |
| 貸渡自動車(レンタカー) | 2年 | 1年 | |
| その他の自動車 | 自家用乗用自動車・二輪自動車 | 3年 | 2年 |
| その他(大型特殊・特殊自動車) | 2年 | 2年 | |
| 検査対象軽自動車 | 乗用 | 3年 | 2年 |
| 貨物 | 2年 | 2年 |
自家用普通車と自家用軽自動車の場合は、新車登録から初回の検査が3年間で、以降は2年ごとの受検が必要です。
一方、タクシーなどの旅客運送事業用自動車は、初回から1年ごとに車検を受ける必要があります。
車両総重量8t未満の貨物自動車は初回が2年、その後は1年ごと、8t以上の貨物自動車は初回から1年ごとです。
車種によって有効期間が異なるため、異なる車種の自動車を複数台使用している方は、有効期間を間違えないように注意しましょう。
2025年4月1日の制度改正により、受検可能期間は満了日の1か月前から2か月前へと延長されました。
年度末の混雑を避けつつ、余裕を持ってスケジュールを組みやすくなるため、代車の確保もスムーズにできる可能性があります。
車検の期間延長に関する概要や、メリット、注意点は、以下の関連記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
3. 車検の必要書類と費用目安

車検の必要書類や費用目安は、「ディーラーなどの指定工場に依頼する方法」と、「自分で検査場に車を持ち込んで検査を受ける方法(ユーザー車検)」の2つで異なります。
車検当日になって「書類が足りない」「予算が大幅にオーバーした」などのトラブルを防ぐために、事前に必要なものを確認しましょう。
3-1 車検の必要書類
指定工場に依頼する場合も、ユーザー車検を受ける場合も、以下の3つの書類が必要です。
【車検の必要書類】
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 自動車税(種別割)納税証明書または軽自動車税(種別割)納税証明書
ユーザー車検の場合、継続検査申請書、自動車重量税納付書、自動車検査票、点検整備記録簿などが必要です。
当日に検査場で取得する書類も含まれるため、事前に国土交通省や各運輸支局のホームページで必要書類を確認しておくと安心です。
車検証と自賠責保険証明書を紛失した場合は受検できないため、速やかに再発行手続きを行ってください。
再発行について:車検証は各運輸支局または軽自動車検査協会の窓口、自賠責保険証明書は保険会社の窓口(WEB申込みや郵送も可)で行えます。
参考:必要書類|国土交通省
3-2 車検の費用目安
車検費用の総額は、軽自動車で6〜12万円、普通車で7〜15万円が目安です。
継続検査(2年ごと)における費用の内訳は、以下のとおりです。
| 費用の項目 | 普通車(自家用) | 軽自動車(自家用) |
|---|---|---|
| 自賠責保険料(24ヶ月) | 17,650円 | 17,540円 |
| 自動車重量税(24ヶ月) | 8,200~75,600円 | 6,600~8,800円 |
| 印紙代 | 1,600〜2,300円 | 1,600〜2,200円 |
| 車検基本料金 | 20,000〜60,000円 | 10,000〜60,000円 |
| 部品交換費用 | 3,000〜100,000円 | 3,000〜100,000円 |
| 合計 | 約50,000〜250,000円 | 約40,000〜200,000円 |
参考:
・自動車重量税額について|国土交通省
・自賠責保険・共済に加入するには|国土交通省
・登録・検査手数料一覧(PDF)|国土交通省
車検の総額費用は、車の経過年数や重量によって異なり、バッテリーやタイヤなどの部品交換がいくつも必要な場合、数十万円以上かかるケースがあります。
当日になって費用や整備内容でトラブルにならないよう、事前に見積もりを取っておくと安心です。
ユーザー車検の場合は、印紙代が普通車で2,300円、軽自動車で2,200円となりますが、基本料金が発生しないため、総額費用が安くなります。
ディーラーなどの指定工場に依頼する場合は、基本料金が発生するため、ユーザー車検よりも3〜6万円程度、総額が高くなると考えておきましょう。
自賠責保険料は、2026年度以降の見直しが検討されています。料率改定の方向性は今後の審議会で決定されるため、最新の公表資料で確認してください。
4. 車検の流れ|見積もりから引き渡しまで

ユーザー車検の割合は、全体の1割程度にとどまり、多くの自動車ユーザーは、ディーラーなどに車検を依頼しています。
依頼する場合、事前の見積もりから始まり、予約、必要書類の準備、当日の入庫・受付、工場での点検整備と検査を経て、車両が引き渡されます。
車検の流れを知っておくと、当日のスケジュールが立てやすく、代車の予約もしやすくなるため安心です。
車検のタイミング次第では、予約が集中し、時間がかかる可能性があるため、事前に流れを把握しておきましょう。
4-1 事前の見積もり・予約
ディーラーや車検専門店、カー用品店などに車検の見積もりを依頼しましょう。
車種や年式、希望する整備内容などを伝えると、大まかな費用と所要時間を出してもらえます。
複数社で比較すれば、費用だけでなくサービス内容も比較でき、コストパフォーマンスの良いサービスを選べます。
車検は、3月(年度末)と、12月(年末)前後に集中しやすく、店舗によっては予約が難しくなる可能性があるため、見積もり内容に納得できたら、早めに予約しましょう。
代車が必要な方は、この段階で予約しましょう。
費用が安すぎる場合、必要な整備や修理に対応してもらえない可能性があります。サービス内容もしっかり見極めましょう!
4-2 必要書類の準備
予約を済ませたら、車検当日までに必要な書類をそろえておきましょう。
【お店に依頼する際の必要書類】
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 自動車税(種別割)納税証明書または軽自動車税(種別割)納税証明書
- 印鑑(認印)
- 身分証明書
自動車検査証や自賠責保険証明書などは、ダッシュボードやグローブボックス内のファイルに保管されていることが一般的です。
最近は、印鑑不要で、サインで受け付けている店舗もあるため、事前に確認しておくと直前に慌てずに済みます。
ユーザー車検の場合、検査票、検査登録印紙および審査証紙、重量税納付書および重量税印紙、継続検査申請書、法定点検整備記録簿が別途必要です。
詳しくは、国土交通省のWEBページをご確認ください。
4-3 入庫・受付
車検当日に予約した店舗に入庫し、受付を済ませます。
年末や年度末は特に混雑する時期です。他の方の予約に支障が出ないよう、時間に余裕を持って来店しましょう。
入庫時間が遅れると、サービスを受けられなくなる可能性があるため、時間厳守を心がけましょう。
入庫を済ませたら、車の問診や車検の説明を受け、必要書類を提出します。
店舗によっては、ここで法定費用(自動車税や自賠責保険)のみを前払いする場合があります。
代車を依頼した場合は、このタイミングで代車を借りて、引き渡しの日に返却しましょう。
車検の完了は、一般的な整備工場で1〜2日、ディーラーで2〜3日、車検専門店やガソリンスタンドでは最短即日(30分〜数時間)が目安です。
4-4 点検・整備と検査の実施
入庫後、整備士が法定点検を行います。
車検と法定点検は異なる検査ですが、どちらも法律で義務付けられており、継続検査の場合、車検と同時に法定点検(24ヶ月)を実施することが一般的です。
点検項目は約50〜60項目あり、検査終了後に、整備士から点検結果の説明を受けます。
車検に合格するために必要な整備箇所や、交換が推奨される箇所などを聞き、費用を考慮した上で、必要に応じて整備や部品交換を依頼しましょう。
整備にかかる時間は車の状態によって異なり、店舗に必要な部品がない場合は、車検完了日が後日になる可能性があります。
整備が完了したら、専用装置の上に車を移動させ、検査に通します。
検査に合格したら、車検完了です。
4-5 引き渡し
車検が完了したら、店舗から電話で連絡が入ります。
店舗に向かい、整備士から依頼した整備内容の説明を受けましょう。
この時、法定点検の内容を記録した「法定点検整備記録簿」が発行されるので、ファイルなどに入れてグローブボックスなどで保管しましょう。
店舗によっては、検査標章(車検ステッカー)を自分で貼る場合があります。フロントガラスの右上に内側から貼りましょう。
説明を受け、新しい自賠責保険証明書などの必要書類を受け取ったら、精算を済ませ、車が引き渡されます。
5. 車検切れで運転した場合の罰則

車検は、道路運送車両法により義務付けられており、車検切れ状態で公道を運転した場合に罰則が科されます。
車検切れ以外に、自賠責保険切れ状態での走行にも罰則が科されるため注意が必要です。
本章では、「①車検だけが切れている場合」、「②自賠責保険だけが切れている場合」、「③車検と自賠責保険の両方が切れている場合」の罰則について解説します。
5-1 車検切れの状態で運転した場合
車検切れとは、車検の有効期限が切れた状態を指し、車検切れそのものに罰則は科されません。
車検切れで公道を走行した場合、以下の罰則が科されます。
| 違反点数 | 6点 |
|---|---|
| 行政処分 | 免許停止(前歴がない場合は30日間の免許停止) |
| 刑事処分 | 6ヶ月以下の拘禁刑又は30万円以下の罰金 |
参考:
・交通違反の点数一覧表|警視庁
・道路運送車両法第58条(自動車の検査及び自動車検査証)|e-Gov 法令検索
・道路運送車両法第108条|e-Gov 法令検索
車検切れで走行した場合、Nシステム(自動車ナンバー自動読取装置)などで検知され、取り締まりの対象となる可能性があります。
5-2 自賠責保険が切れている状態で運転した場合
自賠責保険とは、交通事故が起きた際に、被害者に対する賠償を担保するために、加入が義務付けられた強制保険です。
自賠責保険切れで公道を走行した場合、以下の罰則が科されます。
| 違反点数 | 6点 |
|---|---|
| 行政処分 | 免許停止(前歴がない場合は30日間の免許停止) |
| 刑事処分 | 1年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金 |
参考:
・交通違反の点数一覧表|警視庁
・自動車損害賠償保障法第5条(責任保険又は責任共済の契約の締結強制)|e-Gov 法令検索
・自動車損害賠償保障法第86条の3|e-Gov 法令検索
万が一、人身事故を起こした場合、被害者への補償を公的な仕組みから受けられず、加害者本人が莫大な賠償責任を負うリスクがあります。
任意保険に加入していても、自賠責切れが理由で補償が制限される可能性も考えられます。
通常は車検と同時に更新するため切れにくいものの、名義変更や一時抹消・再登録のタイミングなどで更新を忘れやすいため、保険証券の有効期間も必ず確認しておきましょう。
5-3 車検と自賠責保険が切れている状態で運転した場合
車検切れの車は、自賠責保険も切れているケースが多く、その逆のパターンもあります。
両方が切れている状態で運転した場合、「無車検運行」と「無保険運行」に抵触しているため、より重い罰則が科される可能性があります。
| 違反点数 | 6点 |
|---|---|
| 行政処分 | 免許停止 |
| 刑事処分 | 1年6ヶ月以下の拘禁刑又は80万円以下の罰金 |
人身事故を起こした場合は、高額な賠償責任を加害者本人が負う可能性があります。
車検証と自賠責保険証明書の満了日はセットで管理し、必ず有効期限内に更新しましょう。
2025年6月1日以降、刑罰用語が「拘禁刑」に一本化されています。
6. 車検を受けられる場所は?

車検は、ディーラーだけでなく、民間の整備工場や車検専門店、ガソリンスタンドなど、さまざまな場所で受けられます。
それぞれサービス内容や費用相場が異なるため、ここでは、一覧で比較できる表にして解説します。
| 受検場所 | 特徴 | 普通車の費用目安 | 軽自動車の費用目安 |
|---|---|---|---|
| ディーラー | メーカー基準の整備で安心感が高い。 | 約8万円〜 | 約7万円〜 |
| 民間整備工場 | 地域密着型で柔軟な対応をしてくれるケースも。費用と整備内容のバランスが良い。 | 約7万円〜 | 約6万円〜 |
| 車検専門店 | 短時間・低価格で車検が完了できるケースが多い。 | 約6万円〜 | 約4万円〜 |
| ガソリンスタンド | 比較的低価格で、給油のついでに相談しやすい。 | 約6万円〜 | 約5万円〜 |
| カー用品店 | オイル交換やタイヤ購入と合わせて依頼しやすい。セット割引もあり。 | 約6万円〜 | 約5万円〜 |
※表の費用相場は目安です。事前に見積もりを依頼して費用を確認しましょう。
ユーザー車検の場合、業者に支払う基本料金が発生しないため、普通車で5〜7万円、軽自動車で3〜4万円が総額の目安です。
なお、費用相場は、車種、年式、走行距離、整備内容によって大きく変動します。
車検専門店やガソリンスタンドは、短時間で低価格なプランが多いですが、部品交換の提案が多くなるケースもあるため、見積もり内容の確認が大切です。
自分の予算・安心感・手間のバランスを考えながら、どこで車検を受けるか検討するとよいでしょう。
7.【Q&A】車検に関するよくある質問

車検の手続きを進める中で、「こんな時、どうすればいいの?」と疑問に思うことは少なくありません。
特に、はじめて車検を受ける方やうっかり期限を過ぎてしまった方は、不安も大きいでしょう。
そこで本章では、車検に関する疑問についてQ&A形式で解説します。
車検切れの車はどうやって車検場に持っていく?
車検切れの状態で公道を運転することは禁止されています。
そのため、レッカー車や積載車を自分でレンタルして、車検を受ける場所まで運ばなければいけません。
他にも、市区町村で仮ナンバーを取得して、指定ルートのみ走行する方法があります。
仮ナンバーは、運行後5日以内に返却しましょう。
自賠責保険が切れている場合は、まず自賠責保険に再加入したうえで、その保険期間内で仮ナンバー(臨時運行許可)を申請しましょう。
車検費用を安くする方法はある?
車検費用を抑えたい場合は、複数のディーラー、整備工場、車検専門店などに見積もりを依頼し、法定費用と整備費用の内訳を比較しましょう。
車検に合格するために必要な整備と、様子を見てもよい整備を分けて相談すれば、費用を抑えやすくなります。
また、早期割引やインターネット割引を用意している店舗も多いため、車検満了日の前から余裕を持って探すのがおすすめです。
整備の知識があれば、ユーザー車検を検討しても良いでしょう。
安さを優先し過ぎて安全性を損なうのは本末転倒です。専門知識がない方はプロの手を借りましょう。
車検はいつから受けられる?
車検は、有効期限の満了日より前でも受けられますが、早く受けすぎると、次回の満了日が前倒しになり、残りの有効期間が切り捨てられてしまいます。
自賠責保険が残っている場合、新旧が重複すると期間がムダになり、解約時の還付金が少なくなる可能性があります。
従来は、有効期限の1ヶ月前から受検可能でしたが、2025年4月からは2ヶ月前からの受検が可能です。
新制度では、2ヶ月前に受検しても車検証と自賠責保険証明書の有効期間が短くならないため、支払いの計画も立てやすくなるでしょう。
自動車納税証明書を紛失した場合の対処法は?
2015年から(軽自動車は2023年から)、自動車税の納税確認が電子化されたため、車検時に納税証明書の提示が原則不要になりましたが、納税直後や未納、引っ越し直後など、システムで確認できない場合は納税証明書が必要です。
紛失した場合は、普通車なら都道府県税事務所、軽自動車は市区町村役場(納税課など)で再発行しましょう。
車検証、本人確認書類、印鑑などを持参し、窓口で申請すれば即日発行されます。
自動車納税通知書は毎年5月頃に届きます。銀行などで納付を済ませると、領収印の押された半券がそのまま納税証明書として機能します。
違反駐車を無視すると車検に受からないのは本当?車検拒否制度について
違法駐車対策として、放置違反金を滞納して督促を受けた場合は、違反金を納付または徴収されたことを証明する書類を提示しなければ、車検に合格しても車検証が交付されません。
車検を受ける際は、納付した領収証(督促状の半券)、もしくは納付・徴収済確認書が必要です。
滞納状態が解消されない限り車検証は交付されないため、違反金は早めに納付しましょう。
参考:車検拒否制度|警視庁
8. まとめ|計画的に準備を進めて車検を受けましょう
本記事では、車検の検査内容や有効期間、費用相場や車検切れで運転した場合の罰則、車検に関するよくある質問について紹介しました。
車検は、自動車が国で定められた「保安基準」に適合しているかを定期的に確認する制度です。
満了日の2ヶ月前から受検可能ですが、直前になると予約が取りにくくなったり、代車の用意が難しくなったりする可能性があります。
早めに見積もり・日程調整をした上で、費用の内訳なども確認しておくと、スムーズに受検でき、家計への負担も最小限に抑えられます。
有効期限は、フロントガラスのステッカーや車検証で確認できるため、把握していない方は、一度チェックしてみましょう。
計画的に準備を進めて、安全で快適なカーライフを送りましょう。


